▽初恋の終わり方:Hira ページ5
「なぁヒラ!聞いてくれよ!!今日さ、Aから挨拶してくれたんだぜ!?」
「Aってほんと可愛いよな〜」
「Aと幼なじみとか本当羨ましいわ、ヒラお前そこ替われ…」
今まで何回も何回も聞いたキヨのこの言葉。
それに俺は「はいはい、分かった分かった。」と適当に返す。
キヨは一年前から俺の幼なじみのAの事が好きだ。だから俺はその時からずっとキヨの恋愛相談を受けていた。
だからキヨはいつも俺に「Aがかわいい」とか「Aの優しい所が好き」とかうるさいのだ。
__それを聞いてる俺の気も知らないで。
俺だって、キヨとAが出会う、ずっとずっと前からAの事が大好きなのに。
俺がひとりだった時も、寂しくて悲しかった時もずっとそばに居てくれたA。俺の方がずっとずっと一緒にいた時間も長いのに。
ぐるぐる渦巻く変な感情。それを胸に俺はキヨの馬鹿でかい声を聞きながら学校へと行くのだった。
*
「えー!?今日、一緒に帰れないの!?」
「うん、Aごめんね…。」
「そっか!ううん、全然いいよ!ばーいばーい!」
Aとその友達の話を聞いていると、今日はA一人で帰るようだ。
肝心のキヨも部活だ。Aが一人でかわいそうだから、今日は一緒に帰ってあげなきゃいけないな。
そんな事を思っているけど、本当は彼女と帰りたいだけ。それを表すかのようにかけ足でAの所へと行く。
「ねえA、今日は俺と帰ろ?」
「ヒラ…!いいよ、帰ろっか。一人で寂しかったんだー」
Aはそう言いふにゃ、と笑った。とっても可愛い。
__何より、俺と帰るのを一つも嫌がらずにOKしてくれたのがとても嬉しかった。
「久々だねぇ、ヒラと帰るのって。小学生以来かな?」
「そうだね」
「あ!見て、この公園。懐かしい…」
たわいない話をしているAとの時間。俺は小さい頃からこの時間が大好きだった。
それは、昔たくさん遊んだ公園の事や、喧嘩したこと。それと、昔Aの家に泊まりに行った時の思い出の話。
俺はそれがとても幸せだった。
*
そんな楽しい時間もあっという間。もう家に着いてしまった。
「あ、もう家だね…ばいばい、またね」
家に入っていくA。やだ、俺はもっと一緒にいたいよ。その一心で俺は叫んだ。
「A!!待って!」
「!?ど、どうしたのヒラ」
驚いた様子の彼女だったが、俺は自分が出せる限りの大声で叫び続けた。
「ね、日曜日、遊ぼうよ!!俺の家で!!また!」
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まめお(プロフ) - Rua@五男さん» あーーー誰かと思ったらきみか!!!!!!え!?!?嘘でしょ!?ヒョエー!!描いて!!!ワーー!!(発狂)たぶん今回のkyくんの話もダラダラ続くと思うけど気長に更新待っててね~(*^o^*)今までこんなに更新続いたのこれが初めてだから…!これからも頑張るコメあり (2016年5月19日 23時) (レス) id: fa42799721 (このIDを非表示/違反報告)
Rua@五男(プロフ) - まめおちゃ頑張ってな また絵描くから!! (2016年5月19日 20時) (レス) id: 6b15d7bd5f (このIDを非表示/違反報告)
まめお(プロフ) - ☆mio☆さん» ヒエェーーさっそくありがとうこざいます、大変参考になります!個人的にはまだまだ妄想し足りないのでこれからもずっと書き続けたいですね!キエエ表示されてませんか…!!ご報告ありがとうございました!もう一度申請し直してきます、ご回答ありがとうございました! (2016年4月10日 17時) (レス) id: fa42799721 (このIDを非表示/違反報告)
☆mio☆(プロフ) - コメント失礼します。質問の答えなのですが、,△まで小説なので作者様が書きたいのであれば全然大丈夫だと思います!∪擇覆て良いお話でした!私は大丈夫だと思います!い海舛蕕良垓餽腓もしれませんが、私は表示されていません。 長文失礼しました! (2016年4月10日 16時) (レス) id: cc069af633 (このIDを非表示/違反報告)
まめお(プロフ) - だんごさん» わーーーーーありがとうございます;;;;;;hrくんがただひたすらに可哀想なだけのものを目指してたので非常にうれしいです;;;次は幸せにさせるつもりですのでどうか引き続き応援よろしくおねがいします><////コメント大変励みになりました…!!!!;;;;; (2016年3月31日 12時) (レス) id: fa42799721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ま | 作成日時:2016年1月1日 20時