《38》 ページ38
..
薄暗い帰路に、車は数台通るだけ。
ポツポツ見える光は遅い時間帯でも営業してる飲食店やコンビニだけ…
そんな中、街灯の光の下にいる私たち。
A ｢なんでですか｣
そう聞いても自分が期待してるような返事が来ない事くらい分かってる。
.
光 ｢なんでって……｣
光さんは優しいからああ言ってくれただけで
私みたいに、なんとなくって答えるんでしょ？
A ｢あ……えっと、
終電もう少しなので先行きますね…｣
光 ｢……｣
私の気持ちばかりどんどんバレてって
光さんもきっと好意持たれてるって確信ついてる。
だから気まずいし、もうこの空気耐えらんない
A ｢それじゃあまた月曜日…
さようなら｣
.
軽くお辞儀をし、何もかも諦め感でいっぱいになりながら前へ進もうとした時
A ｢っ、｣
光 ｢待って、まだ｣
ぎゅっと手首を握られたけど、光さんの顔は見れない
光 ｢……わかりやすくしてたつもりだったけど
俺の気持ち伝わんなかった？｣
A ｢え………｣
頭の中はグルグルしてて何も考えられない。
浮かぶのはそんなはずないって言葉ばかり
A ｢…わ、｣
.
光 ｢これでも分かりませんか｣
手をぐっと引かれ、光さんの腕の中に。
大きく聞こえる胸の音が
これは嘘じゃないって思わせてくれる。
光 ｢終電どうする、
走る？それとも諦める？｣
そんな答えなんかすぐに出る、
A ｢諦めます｣
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 741人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
彩(プロフ) - もーにんぐさん» コメントありがとうございます！きゅんきゅんしてもらえて、とっても嬉しいです(;_;) 最後まで読んでくださりありがとうございました。次作も頑張りますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年3月25日 10時) (
レス) id: 1458e53386 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - ひなたさん» コメントありがとうございます！続編ですか！貴重なご意見いただけたので、いつか書ければなと思います(;_;) (2019年3月25日 10時) (レス) id: 1458e53386 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - mmさん» はじめまして、コメントありがとうございます！えええ、1番なんて言葉いただいてもいいんでしょうか(;_;)こんなに嬉しいコメントいただいたのでもっと頑張ります！(笑) (2019年3月25日 10時) (レス) id: 1458e53386 (このIDを非表示/違反報告)
彩(プロフ) - いくさん» はじめまして！コメントありがとうございます(;_;) ドキドキしながら読んでもらえて本当に嬉しいです！！次作も頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2019年3月25日 10時) (レス) id: 1458e53386 (このIDを非表示/違反報告)
もーにんぐ(プロフ) - コメント失礼しますm(__)m すごいきゅんきゅんして完結したのが少し寂しいですが次回も楽しみにしてます！ (2019年3月25日 9時) (レス) id: 528d748f92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彩
| 作成日時：2019年2月11日 21時
