酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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..




光 ｢薮、15分経ったら起こして？｣


って言われてもうすぐ予定の時刻になるから宏太さんは光さんのもとへ。



お昼休みの残りの15分はお昼寝に使ったらしく、

小さい寝息がスースー聞こえてた




.


宏太 ｢Aちゃん、Aちゃん｣



A ｢はい？｣




とてもニコニコしてる宏太さんから手招きされ行ってみると、スマホには猫の動画の画面……


宏太 ｢光猫嫌いだからどんな反応するか試してみよ｣



クスクスと笑いながら音量を最大にし耳元に近づけ、

3から始まったカウントダウン。


.




宏太 ｢せーの、｣



" ニャー！"

と猫がじゃれ合ってる和む映像が流れ始めた。





光 ｢………っ、｣



A ｢ふふふ、｣


少し慌てて起きた光さん。
まだ寝起きで音がしっかり聞こえてない様子、

だけど……





再び猫の鳴き声が聞こえると、




光 ｢は！猫！？！？？！｣



宏太 ｢光！猫いるあそこ！｣



光 ｢まって！どこどこどこどこ｣





.



本当はいないのに宏太さんがテキトーに指をさしたからそれに驚いて、椅子から飛び上がり




A ｢わ、光さん、！｣



宏太 ｢はははっ｣


私の肩の辺りにぎゅっと手を置き身を隠す光さん。




光 ｢薮嫌いだわ｣



宏太 ｢猫と花粉と俺どれが嫌いなの｣



光 ｢薮！！｣





光さん、もう猫いないから離して…？


じゃないと心臓おかしくなりそうなくらい動きが速くて、治まんないの……







光 ｢花粉も薮も今日散々だわ〜｣

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