酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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怖いくらい不規則に胸が鳴り始めて
どうすればいいのか分からず戸惑ってしまう



A ｢えっ、と｣


.




A ｢…私でいいんですか？｣



光 ｢いいよ？｣


まだどんなお仕事をするのか分かんないから不安だけど、やってみたい……





A ｢します、｣



宏太 ｢2人ともありがと〜！｣




どんな反応をすればいいのか分からず光さんの方を見ると、ニコッと微笑んでくれて

なんだか心配も減って頑張ろうって思えた。







光 ｢じゃ、まず資料室だな｣



A ｢はい、！｣


私の前を歩く姿。

こう改めて見ると大きい背中でかっこいいなあって…




.



光 ｢ごめんね、急に決めちゃって｣



A ｢それは全然問題無いんですけど…｣



光 ｢……けど？｣




光さんと一緒に何かが出来るっていうのは

初めてだし、嬉しいし、楽しみだけど






A ｢迷惑ばっかかけると思います…

きっと足でまといになりますよ？｣



私のせいで進むのが遅れたり
上手くいかなかったりするかもしれないから、


こんな大事な仕事は雄也さんとか友梨さんの方が……








A ｢！｣



トンって優しくファイルが頭に乗って
光さんの姿が見えなくなった





.







光 ｢いいの、俺先輩なんだしいっぱい迷惑かけてよ


あと………｣









光 ｢Aちゃんと一緒に出来るの


実はすんげえ嬉しいからね？｣






ファイル越しで光さんどんな顔してるんだろう……




私はとっても、
気持ち悪いくらい頬が緩んでます。






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