酔いが覚めたら。Hikaru.Y

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宏太 ｢まーじで忙しかったけど、

皆ほんとにお疲れ様でした〜！かんぱ〜い！｣



グラスの交じる音が楽しい時間が
始まったんだなあって実感させてくれる。




.



｢はあ〜うまい！｣


友梨さんの飲みっぷりは気持ちがいい。





雄也 ｢Aちゃんもいっぱい飲みなね｣



A ｢…はい、｣


もう前みたいな失敗はしたくないから、
今日は考えて飲まないとなって。






｢お待たせ致しました〜｣



テーブルの上は
何も置けないくらい料理でいっぱい。


明日は休日だからかみんな飲むペースが追いつけないくらい早い。



.





光 ｢Aちゃんそれ取ってー｣



A ｢はーい｣







A ｢！｣


光さん指が長いからかな、少し手が触れた…

彼氏のいない期間が随分長く続いているからそういう事だけでドキってしてしまう。






.


雄也 ｢え！おいしいねこれ！｣



宏太 ｢だろ？！｣




驚くような声を出してた2人。

何の味か分からないような色をしたグラス。





雄也 ｢新商品だって、飲む？｣


そのグラスを私に差し出す雄也さん…



もう大人になると
男女の飲み回しとか気にならないのかな。


.





ノリの悪い人って思われたくないから貰おうと持っていた箸を置いた。



雄也 ｢…おわ、｣





その時雄也さんの隣から手が伸びてきて…







光 ｢ばか、俺飲んでねえ｣




雄也さんからグラスを取り
残りの全部を飲み干した光さん。



｢酔ってんの？｣



光 ｢大分ね｣

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