Falling in Love in a Desolate World (ページ6)

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自己紹介がひと通り終わった後、バンチャンさんに「おいで」と呼びかけられると、チャンビンさんとハンさんが近くによってきた。いや、正確にはハンさんはチャンビンさんに手を引かれて、目が合わないまま近づいてくる。歓迎されてないのは知っていたけど、ここまでとは。と、少し傷つく

BC「よし、じゃあ早速計画班の仕事内容について説明していこうかな。

さっきも言ったけど、だいたい基地の環境整備と行動計画だよ。環境整備っていうのはもちろん部屋の掃除も含まれるけど、メンバーの傷の手当てとかも行うよ。ここらへんは武器班と一緒にすることが多いかな。

あとは行動計画。今後どうやって生き延びていくとか、いろいろ計画立てていくんだ。皆の心の安定のためにも、大事な仕事だよ。一緒に頑張ろうね」

顔をくしゃっとして笑うバンチャンさん。初対面だけど謎の安心感がすごい。この人が信頼されている理由が何となくわかった気がした

CB「最初は慣れないと思うけど頑張ろうな」

「はい、よろしくお願いします！」

ニコニコと笑うバンチャンさんとチャンビンさんに思わず笑みがこぼれる。バンチャンさんに加えてチャンビンさんもめちゃくちゃ話しやすい。頼れるお兄ちゃんみたいだな

ちら、と自然と流れでハンさんの方を見る。やっぱり目は合わないみたい

HN「…、よろしくお願いします」

「よ、よろしくお願いします……？」

悲しいな、と感じていることが顔に出ていたのか、チャンビンさんがふっと笑う

CB「ごめんAちゃん。ハニ人見知りでさ、普段はこんな無愛想じゃないんだけど緊張してるみたいで」

「あ、人見知り……なるほど、」

じゃあ嫌われてるってわけではないんですね？と言いながらハンさんの目線の先に合わせようとする。

すると、さすがに諦めたのかハンさんはもう目をそらさなかった。う、と少し緊張した面持ちに、不覚にも可愛いと思ってしまった

HN「ごめんなさい、素っ気なくて……慣れたらきっと、きちんと喋れるんで……」

そう言いながらすすす、とチャンビンさんの後ろにひっこんでいく

なんだか小動物みたいで可愛いな、と笑顔になっている私をみて、バンチャンさんとチャンビンさんも微笑んでいた