Falling in Love in a Desolate World (ページ2)

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いつも通り大学に向かおうと起床した時から異変を感じていた。

事故が起きたような衝突音、叫び声

窓から外の様子を確認すると、信じ難い光景だった。

明らかに正気じゃない人らしきもの(化け物)がいた。まるで、ゾンビ映画でも見ている気分だった。

思わず身を隠し、私はこの部屋に長い間籠った。それはもう、どれだけ経ったか分からないほど。

暫く期間が経つと、外から何も聞こえなくなっていた。様子を確認するため少し外に出た。が、この有様なんて。

化け物から足をもつれさせながら必死に逃げる。気が動転していた私は近くのビルに逃げ込んでから危機感を覚えた。

ビルなんて、奴らと鉢合わせなんてしたら一発で終わりじゃないか。私はかろうじて作動しそうなエレベーターの箱の中に入る。

エレベーターの扉が閉まると、ヤツは私を見逃したらしく、唸り声も聞こえなくなった

私は少しの安堵感で涙が止まらなくなった。もう、精神的にも限界だった。

「っ、おかあさ、おとうさ、ん、おにい、ちゃ、

あいたいよ、たすけてよ、っ、」

箱の隅に崩れ落ちると、8階を示すボタンに触れてしまった。

ヴゥン、とエレベーターが動き出す

8階に化け物がいないことを祈りながら、私は泣きじゃくった