○ ページ8
_亮side_
閉式後、通夜振る舞いの席へ移動して、参列者にもてなされた料理を頂く。
静寂やった空間から、やっと緊張感が抜けて
すばるくんも楽しそうにご飯を食べてる。
裕「すばるホンマにええ子やったなあ！」
信「おん、あんな静かやったの俺見たことない、偉いえらい。」
す「……いいこー……」
忠「俺もちょっとびっくりしたわ。すばるくんやればできるやんな」
なんて嬉しそうに盛り上がるみんなを見ながらお寿司を頬張ってたら、
別のテーブルから聞こえる、コソコソした話し声。
「……ねえ、あの子変わってるわよね」
「障がいか何かがあるのよ、きっと」
「あんな障がいの重い子、連れてくる場所じゃないのに」
…コソコソなんかじゃない。
俺らに聞こえるように、わざとデカイ声で喋ってんねん。
俺らはみんな押し黙って、俯いてまう。
そん人らに目ぇ合わさんようにして、せめて迷惑が掛からへんようにしてるのに、向こうがずっとこっちを見てきよる。
…裕兄がすばるくんのネクタイと第1ボタンを外して、涎で濡れてもうたところを拭いたら
「やだちょっと！涎垂らすなんて汚い！勘弁してや」
「ご家族の方は注意せえへんの？ずいぶんと不躾な人やんね。
食事の席でこんな光景見せられるなんて、あんまりやわ」
「彼は普通の子と違うねん、気にせん方がええ。」
…なんて。
さっきから黙って聞いてれば、
その心無い無神経な言葉はなんやねん。
亮「…すばるくん何もしてへんやん」
信「ええねん、亮。」
亮「せやけど……！」
今にも掴みかかりそうな俺を、信兄は眉下げながらなだめるから
俺は必死に、固く拳を握って耐えた。
信「仕方ないことや。すばるも亮も悪ないよ」
亮「不躾な人間はどっちやねんな……！」
す「んーー！」
すばるくんも嫌な雰囲気を感じ取っているのか、席を立って外に出ようとする。
裕「…ちょっと出てくるな。」
忠「俺も行く。」
2人がすばるくんを連れて会場を出てった。
話題の的がいなくなれば話も逸れて、調子よく世間話に戻る。
…俺らだけが、ずっとモヤモヤしたまま。
納得いかへん。
信「…俺らも、席外そか。」
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武玄大 - 更新まだですか？楽しみにしてます！ (2019年10月6日 22時) (
レス) id: 91c923c11c (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - むーさん» コメントありがとうございます。お返事、お話の更新共に遅くなってしまったこと、本当に申し訳ありません。この作品を楽しみに待ってくださる方がまだいるのが驚きでもあり、嬉しいです。お話も残り少ないですが、ほんの少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年6月13日 6時) (レス) id: 9d514825af (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - ちほさん» コメントありがとうございます。お返事、お話の更新共に遅くなってしまったこと、本当に申し訳ありません。お話も残り少ないですが、ほんの少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年6月13日 6時) (レス) id: 9d514825af (このIDを非表示/違反報告)
むー(プロフ) - 更新待っていましたのでとても嬉しいですッ！！ (2019年6月13日 6時) (レス) id: 84e86b334f (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - こんにちは。小説更新中々されませんが、どうされましたか？そろそろ、更新していただきたいです！ (2019年5月14日 14時) (レス) id: 91d61d038a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2019年2月17日 0時
