○ ページ5
信「…………ごめん」
俯いて、冷静になって謝る。
すばるは自分がやったことと怒られていることの因果関係を結びつける事ができひんくて、パニックを起こす。
せやから怒鳴りつけたところで何も意味が無いことを、
俺は忘れてしまっていた。
これじゃあ、単に恐怖を与えてもうただけやんか。
裕「…お前の気持ちもわかるけど、今回はやりすぎや」
信「…自分が一番分かっとる。…ごめんな、すばる」
す「…うわぁーーーん！！泣」
裕「ほら、もう誰も怒ってへんよ。向こう行ってケーキ食べる？ん？」
す「…わあぁぁんっ………ｸﾞｽｯ……」
裕「ヤスは食べ終わったから遊んでもええしさ。
はよ泣き止まな、かっこええ顔が台無しやで。」
裕がすばるの涙を拭きながらうまいこと乗せて、リビングへ連れていった。
俺は頭を冷やすために一旦外へ出て、深呼吸をする。
肌を突き刺すような冷たい風が身体中に当たってくるけど、今の俺にはこれくらいが丁度ええ。
…もう一度深呼吸して、すばるにどんな顔して謝ればいいか考えてた時、
玄関のドアからそっと亮が顔を出した。
亮「……あ、おった。すばるくんが呼んでるで」
信「……え、俺を？」
亮「おん。来て」
言われるがままに、リビングに入る。
するとそこには、裕が隣に立って何やら手に持たせると
じっと俺を見つめるすばる。
す「…………ひ、な……」
そう言ってすばるから渡されたのは、
HAPPY MERRY CHRISTMAS!! と書かれた
メッセージカードに、
" いつもありがとう。"
とすばるが書いたと思われるいびつな文字。
横にはハートのシールも添えられている。
丸「この間、サニーのイベントで作ったんですよ。字は、僕がちょっとお手伝いしました」
丸山さんの言葉に、字が霞んで見えなくなる。
裕「すばる、これ誰に渡したかったんやっけ？」
す「………ヒナ！」
…………………俺は、
信「……ほんまに、幸せ者やなあ……」
堪えきれずに、涙が溢れた。
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武玄大 - 更新まだですか？楽しみにしてます！ (2019年10月6日 22時) (
レス) id: 91c923c11c (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - むーさん» コメントありがとうございます。お返事、お話の更新共に遅くなってしまったこと、本当に申し訳ありません。この作品を楽しみに待ってくださる方がまだいるのが驚きでもあり、嬉しいです。お話も残り少ないですが、ほんの少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年6月13日 6時) (レス) id: 9d514825af (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - ちほさん» コメントありがとうございます。お返事、お話の更新共に遅くなってしまったこと、本当に申し訳ありません。お話も残り少ないですが、ほんの少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年6月13日 6時) (レス) id: 9d514825af (このIDを非表示/違反報告)
むー(プロフ) - 更新待っていましたのでとても嬉しいですッ！！ (2019年6月13日 6時) (レス) id: 84e86b334f (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - こんにちは。小説更新中々されませんが、どうされましたか？そろそろ、更新していただきたいです！ (2019年5月14日 14時) (レス) id: 91d61d038a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2019年2月17日 0時
