○ ページ24
_裕side_
裕「ヤス！！」
信「すばる！！」
別の階に上がったところでヒナと鉢合わせて
泣き声がする場所へ人混みをかき分けて一目散に走った。
…そこにおったのは、互いに手を握ったまま泣きじゃくる2人の姿。
俺らは、必死に声をかけて抱きしめた。
裕「ヤスほんまにごめん。俺が無責任なせいで…最低やんな…」
信「すばるも寂しい思いさせてごめんな。あー、血ぃ出とるわ…」
涙で濡れたヤスの眼鏡を拭いてると、
ヒナがすばるの手を見て申し訳なさそうな顔をする。
強い不安で噛んでもうた親指の付け根は、傷になっていた。
俺の連絡でみんなも駆けつけて、
事態はやっと収拾に向かう。
安「しょうちゃん、さみしかった…(泣)」
信「ごめんな。もう絶対に離さんから、泣かんといてや」
裕「ヤスは怪我してへん？」
安「……ない…っ…」
裕「よかった、よかった……」
2人を迷子にさせてしまったんは大反省やけど、とりあえず怪我がないことだけでもホンマに安心した。
亮「このあとどうするん、」
忠「お土産とか買って帰る？時間まだあるけど…」
時計を見れば、確かに時間は全然ある。
あとは2人の気持ちがどうかやねんけど…。
信「すばるはここ見たい？」
す「………ん、」
信「章大は？見たいものある？」
安「みんなと、見る……」
忠「じゃあもう少し回ろうか。上にアイスあるで」
す「…アイス！ちょーだい」
安「…しょうちゃんも」
アイスでなんとか気を持ち直してくれて、まだ半べそやけど、機嫌もなおってきた。
忠義に目線でありがとうと伝えて、みんなで水族館を一周して
アイスに夢中な2人を写真に収め、
おみやげの店でそれぞれ気に入った海の生き物シリーズのぬいぐるみを買って
今日の旅は終わり。
…帰りに家まで送った時に事情を話して、きちんと親御さんに謝った。
家でも一人で反省して考え込んだわけやけど、
後日聞いた話では、ヤスは「楽しかった」と言うてくれたようで、
勝手に俺の心も救われた。
次はもっと勉強しとかなあかんな。
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武玄大 - 更新まだですか？楽しみにしてます！ (2019年10月6日 22時) (
レス) id: 91c923c11c (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - むーさん» コメントありがとうございます。お返事、お話の更新共に遅くなってしまったこと、本当に申し訳ありません。この作品を楽しみに待ってくださる方がまだいるのが驚きでもあり、嬉しいです。お話も残り少ないですが、ほんの少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年6月13日 6時) (レス) id: 9d514825af (このIDを非表示/違反報告)
まなか(プロフ) - ちほさん» コメントありがとうございます。お返事、お話の更新共に遅くなってしまったこと、本当に申し訳ありません。お話も残り少ないですが、ほんの少しでも楽しんでいただけたら幸いです。 (2019年6月13日 6時) (レス) id: 9d514825af (このIDを非表示/違反報告)
むー(プロフ) - 更新待っていましたのでとても嬉しいですッ！！ (2019年6月13日 6時) (レス) id: 84e86b334f (このIDを非表示/違反報告)
ちほ - こんにちは。小説更新中々されませんが、どうされましたか？そろそろ、更新していただきたいです！ (2019年5月14日 14時) (レス) id: 91d61d038a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まなか | 作成日時：2019年2月17日 0時
