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校門に着いて、そこで降りるのかと思ったら
自転車は自転車置き場まで進んだ。


「あの、もう大丈夫ですから」


「着いた、降りれる?」


私は彼に支えられながら自転車を降りる。


「ありがとうございました」


「どういたしまして」


時計を見たらあと1分でチャイムが鳴る。


「ああっ、もうやばい」


急いでいるつもりなのに歩くのも一苦労。


「乗って」


彼を見ると私にお尻を向けてしゃがんでいた。


「俺の背中」


ここで乗ったらさすがに図々しすぎるので私は歩き始める。
ところが3歩ほど歩いたところでまた転んでしまい、


「あーもう、乗せるよ!!」


また無理矢理乗せられてしまった。

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作者名:ちょこころね | 作成日時:2018年12月23日 8時

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