だって 6 ページ8
カバンにはケータイと財布と折り畳み傘しか入ってない。すっからかんと言っても過言ではないようなカバンを横がけにして、先輩のお迎えに行く準備万端。
支度途中でメールが届いて、
「Gマートで待ち合わせね！」
と、いうわけでGマートへ向かう。
「Aちゃん！ごめん遅れて…」
「別に私は気にしてないですよ？行きましょうよ！」
あぁ、やっぱり。
『好き』とかそういう類いのことは言えないよ。目もさっきから合わせてない…というより合わせられないよ。
先輩の髪型が少し変わったことだって気づいてるのに。
恋に恋をしない、だって私は、先輩が好きだって、気づけたから。
それからずっと無言だったから、とりあえず話題を考えて、弟さんの話をしてみた。
「あ、先輩って弟さんいるんですよね？」
「うん、同じ高校行きたいっていうから…あ、あのさ、後ででいいからAちゃん、写真撮ろ？」
「え、あ、いいですよ！」
恋人みたいな会話なのに、恋人らしいことなんかしない。それは私達がただの先輩と後輩だから。
この重苦しい雰囲気、もう嫌だよ……。
でも多分私の顔はチョコを溶かせるくらい熱い赤い林檎のような顔と思う。
そんなとき、ポツリと雨が降り始めた。
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ゆみ(プロフ) - わかりました。 (2014年11月9日 21時) (
レス) id: 94a38b017c (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - ゆみさん» ありがとうございます！早速伺います！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - 私は全然OKです！むしろきてください！待ってますね。 (2014年11月9日 21時) (レス) id: 94a38b017c (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - 桐谷快斗さん» 突然ですけど、友希いいですか？ダメならダメでいいので…ボードとかでお話したいです！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - ゆみさん» あぁ…ありますあります！友希いいですか？ボードでお話したいです！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりんちょこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時：2014年10月4日 12時
