だって 13 ページ15
「それじゃあ、またね。」
「さよなら、吹雪先輩。」
そんなこと言わんで。
聞いてるこっちは辛いんよ？
なんて先輩には届かん訳で。
ああ、帰っちゃう。何も変わらずに。
電車のドアが開いて、先輩も人混みの中へと進もうとする。
「待ってくださ……」
先輩には聞こえていなくて、振り向くこともなかった。
最後に手を繋がして欲しい、なんて、カップルでもないのに、言えなくて。
言ったところで先輩には届かんやろうけど、
でも言わなきゃ私の想いも伝わらんとやろうけど。
「さよなら…先輩。」
今すぐに、ちょっとだけでいいんです。
『抱きしめて。』
きっと、聞こえていないだろう。
私はやっぱり、先輩が好きなんだ。
ﾌﾟｼｭｰと、ドアが閉まった。
2人を切り裂く、無機質な音がホームに響いた。
「…なんてね」
言いたかったことが空回りしすぎて、言えんやった。本当は好きだと、貴方が一番好きだと。
何となく、結果は見えてるから。怖くて震えてるんだと思う。やけど、それでいいっちいう訳はない。
｢……先輩、好きです。言えません。けど、好きな気持ちに嘘は無いです。｣
一粒、涙が零れたんだ。
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ゆみ(プロフ) - わかりました。 (2014年11月9日 21時) (
レス) id: 94a38b017c (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - ゆみさん» ありがとうございます！早速伺います！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - 私は全然OKです！むしろきてください！待ってますね。 (2014年11月9日 21時) (レス) id: 94a38b017c (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - 桐谷快斗さん» 突然ですけど、友希いいですか？ダメならダメでいいので…ボードとかでお話したいです！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - ゆみさん» あぁ…ありますあります！友希いいですか？ボードでお話したいです！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりんちょこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時：2014年10月4日 12時
