だって 9 ページ11
微かに震える傘の中。少し密着しそうな感じで好きだと分かってしまった先輩と、隣同士。
少女漫画ならありそうで、私には縁遠い話だと思っていたのに。
「…狭くないですか？」
「いや、大丈夫だよ。」
傘を持つ右手がずっと震える。
私は恋というのを本当に自覚してきたみたいだ。
今俯いてる、先輩に見せない顔は多分真っ赤だろう。
「先ぱ…」
「ねぇAちゃん。」
いいかけた言葉を飲み込み、聞く。
この無駄に気まずい沈黙をどうにかしたかったから余計に好都合。
「今何時かな。」
What time is it now？と問われれば
It’s two o'clock.と真面目に返すしか、私の小さな容量のない脳味噌は考えられなかった。
「まだ、そのくらいかぁ。じゃあいっぱいお話できるね。」
「え、あ、そうですね！」
あぁ、またテンパってしまう。
そんな自分が嫌になっちゃうんだ。
でも、やっぱり先輩はいい人だと思うし、
だからこそモテる男の子なんだろうな、とも思う。
至近距離のはずなのに、心はそれを遥かに超えるくらい離れた場所にあるんじゃないか、なんて思っちゃうくらい、高嶺の花なんだ。
今、私の手を伸ばせば、先輩の手に届くはずなのに。
伸ばしたらこの関係が終わってしまうことだけが怖くて仕方なかった。
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ゆみ(プロフ) - わかりました。 (2014年11月9日 21時) (
レス) id: 94a38b017c (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - ゆみさん» ありがとうございます！早速伺います！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
ゆみ(プロフ) - 私は全然OKです！むしろきてください！待ってますね。 (2014年11月9日 21時) (レス) id: 94a38b017c (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - 桐谷快斗さん» 突然ですけど、友希いいですか？ダメならダメでいいので…ボードとかでお話したいです！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
龍野 涼翔(プロフ) - ゆみさん» あぁ…ありますあります！友希いいですか？ボードでお話したいです！ (2014年11月9日 21時) (レス) id: 30686af422 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりんちょこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時：2014年10月4日 12時
