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【555】名前を呼んで ページ44

* 片島 A : 元流星塾の1人。三原の恋人。
* 本編終了後。



「三原くん、里奈、お疲れさま」
「A!」
児童養護施設で働くようになって1年。里奈と三原くんがバイトでやってくるようになった。
まだまだ至らない所が多いけど、2人にとっては先輩に当たるのだから、と思ってはいるものの、元来のドジな所は変わらない。
2人が子供たちを見守っている所に私も参入。

「だいぶ慣れたよね2人共」
「そうねぇ、Aのお陰かな」
「俺もそう思う。A子供の面倒見るの上手いよね」
そこで真昼間から里奈が爆弾発言を投下する。
「2人共子供好きなんだから結婚して子供の1人や2人作ればいいのに」

「「は!?」」
「ちょ、里奈何言ってんの」
「えっ、違うの?」
「そうじゃなくて!」

とかなんとか言いつつ、その事についてうっすら考えてみた。

三原くんの、子供かぁ……
絶対可愛いなぁ、だって三原くん可愛いし。

「もしもしA?声出てる」
「へっ……!?うっそ最悪」
「てかA俺の事可愛いと思ってたんだ」
「えっ、うん、三原くんは可愛い」

そんなこと言うのAくらいしかいないと思う、なんて里奈は呆れる。
「本当のことなのに」
「はいはい、三原くんマジでA大切に幸せにしてあげてね」

―――

こんな日に限って三原くん家に行く約束してたのはある意味、里奈を恨んでいいかもしれない。

「お邪魔します……」

あれっきり何も話してないからか、何となく2人共ソワソワしている。

「昼間の話だけど」
「えっ、あっ、うん」

「……あのさ、俺1つ聞いて欲しいことがあるんだ」
「?……なに?」
「あの、『修二』って、呼んでくれないか」

なんだ、そんなことか。みたいに思ってしまったけれど。……小さい頃からずっと、三原くんは三原くんで。

「し、修二………………」
言ってみたけれど、やっぱり。
「……なに?」
「何でもないよ、三原くん」

やっぱり、三原くんになってしまう。
あぁ、もう。意気地無し。

「……Aも、三原さんになるのに」

……えっ?

「……どういうことでしょうか」
「あーもう、察しろって」
「察するも何も……ねぇ?」
顔が熱すぎて、多分今なら顔の上で料理ができる。

「修二、くん……」


君も私も意気地無しなので。

まずはここから始めてもいいですか?

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設定タグ:特撮 , 短編集   
作品ジャンル:アニメ
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yasuyui0818(プロフ) - すいません、続編ってどこですか? (2019年9月1日 23時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - ありがとうございます 楽しみに待ってます^_^ (2019年7月19日 7時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
みりんちょこ @ 低浮上(プロフ) - yasuyui0818さん» リクエストありがとうございます!続編でぜひ書かせていただきますね!少々お待ち下さい!! (2019年7月18日 22時) (レス) id: e7f16800b7 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - 続編で目を覚ましたら晴人から庇った事に関して怒られてそこから晴人からプロポーズされ結婚する話をお願いします^_^ (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - はじめまして ウィザードの晴人で恋人同士で主人公が晴人を庇い敵からの攻撃を受け倒れる話をお願いします (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みりんちょこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/  
作成日時:2019年1月5日 19時

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