【ルパパト】更新記念日 ☆ ページ33
* A:透真の双子の妹(性格はあまり似てない)。国際警察のエリートなので元々パリにいた。透真たちの正体は勿論知ってるけど内密。ノエルの恋人。
・
「A……?どうして僕がこんなに怒ってるかわかる?」
「ひっ……わ、わかんないです」
「そっか」
ノエルさんは笑ってる。だけど目が笑っていない。
国際警察の空き部屋にて壁ドンされるなんて、思ってもみないし、そもそも壁ドンはこんなに怖いものだなんて知らなかったんだ。
なんでこんなことになったんだっけ。
______
「うん、やっぱり透真のご飯美味しい!」
「Aが喜んでくれて何よりだ」
「ご丁寧に圭ちゃんたちまで連れてきちゃってさ〜、Aって変なとこ律儀というか」
今日ジュレに行けば透真の新作料理が食べられる、と聞いてつかささんだけを連れてきたつもりが、咲也くんの一存で、ノエルさん含めたパトレンメンバーと私で行くことになってしまった。
「律儀っていうか、皆の押しが強いんだよねぇ」
「ねぇねぇ……ところで、バレてない?うちらのこと」
多分1番気にしてるであろう問題を初美花ちゃんがボソッと聞いてくる。
「それは大丈夫、ノエルさんもいるしね。……それより、透真って何でこんなに料理が美味しいの?」
上手く話題をすり替えたところで、皆がそれに乗っかる。
「僕も料理できたら女の子にモテるかな」
「咲也くん、圭一郎さんにふしだらって言われちゃうよ」
「そうだぞ咲也、ふしだらな」
無言だけれど、言わんこっちゃない、みたいな顔をするつかささん。
「今は初美花ちゃん一筋なんでしょ?」と私が聞けば「それは……」と言葉を濁す咲也くん、とっても面白いな、なんて。
思えば、確かに私はノエルの存在を忘れて(ノエルがあまり喋らなかったのもあるが)、色々な人と喋ってしまったけれど。
もしかして。もしかしたら?
______
「嫉妬、ですか?」
ハッとする、ノエルさん。
「……そうだよ、醜いよね」
「そんなことないです!」
きっぱり言う私にノエルさんは、今度は自嘲気味に笑う。「どうして?」と。
「それは……その、こんなこと言っちゃ自惚れてるみたいだけどそれって、私のことを好きでいてくれるから、ですよね」
敵わないなぁ、と私を抱きしめたノエルさんの体温は温かくて。伝わった鼓動はとても速かった。
そんなノエルさんのことがやっぱり私は好きなのだと改めて思わされた、愛情更新記念日。
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ルパパトLOVE★咲姫さん、リクエストありがとうございました!
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yasuyui0818(プロフ) - すいません、続編ってどこですか? (2019年9月1日 23時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - ありがとうございます 楽しみに待ってます^_^ (2019年7月19日 7時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
みりんちょこ @ 低浮上(プロフ) - yasuyui0818さん» リクエストありがとうございます!続編でぜひ書かせていただきますね!少々お待ち下さい!! (2019年7月18日 22時) (レス) id: e7f16800b7 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - 続編で目を覚ましたら晴人から庇った事に関して怒られてそこから晴人からプロポーズされ結婚する話をお願いします^_^ (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - はじめまして ウィザードの晴人で恋人同士で主人公が晴人を庇い敵からの攻撃を受け倒れる話をお願いします (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みりんちょこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時:2019年1月5日 19時