【ルパパト】Holiday Trouble ☆ ページ27
* Aと唯月:国際警察。ジムと同じような仕事をしてる。訓練生時代からお互いも仲良し、つかさとも仲良し。つかさ大好き。つかさも2人が大好き。
* A視点
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今日は唯月とお出かけ。もうすぐつかさの誕生日だから、とぬいぐるみを一日中見飽きるほど眺めた。あんなに凛々しいのに、ぬいぐるみ好きなのはギャップがあって可愛い、私たちの親友だ。
急ぎ足だったため、裏道を通りかかると、多分早上がりのつかさらしき女性を目にする。
「ねぇ、A……何人かの男に囲まれてるの、あれ、つかさじゃない?」
「!……あれナンパだよ、やばそうな雰囲気する」
普段から男性とよく関わる仕事にいるつかさだけれど、あの手のナンパ男みたいなタイプは苦手のはずだ。確かジュレの人もそんな感じだとか。
「ちょっとお兄さんたち何してるの」と唯月が声をかける。私もついでに一言。
「つかさが可愛いからって、そうやすやすと手を出させる訳にはいかないのよ」
「A、唯月…………」
「つかさはこれもって帰って!」
誕生日プレゼントにしていた巨大ぬいぐるみをつかさに手渡す。「すまない、お礼は今度する」と言って帰った。
「で、国際警察のつかさに何か因縁でも?」
「まさか本当に可愛いからってナンパする?このご時世にナンパとか古くない?」
とか何とか煽ってみる。でも多分、この手のタイプって狙った子がいなくなったら割とすぐ手を引くはず。
「あの、」とそのナンパ男2人が私と唯月にそれぞれ近づいてくる。まずい、これは臨戦態勢に入らなきゃ、と身構える私たち。
「「カッコよすぎます、姐さん!」」
「……は?」
最初に素っ頓狂な声をあげたのは、唯月。
「いやどういうこと?」と聞けば、「弟子にしてください」と言い張る2人。何こいつら。
「弟子って、ねぇ」
「……国際警察になるしかなくない?」
「そんな○ートピアみたいに簡単になれるもんじゃないでしょ」
え、放置?みたいな顔するナンパ男2人と、ズカズカ帰っていく唯月の板挟みにあいながら、私も唯月に着いていく。
「待ってくださいよ姐さんたち〜!」
「だから私は貴方のお姉さんじゃないってば」
「唯月、多分そういうことじゃないから」
ここで発動する唯月の天然っぷりも異常だと思う。何この人。
後日、つかさからもふもふなうさぎのぬいぐるみが届いた。スリスリするのには確かにすごく良さそうだけれど、別にそういう用途じゃ使わないんだよね、と苦笑いする私たちだった。
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yasuyui0818(プロフ) - すいません、続編ってどこですか? (2019年9月1日 23時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - ありがとうございます 楽しみに待ってます^_^ (2019年7月19日 7時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
みりんちょこ @ 低浮上(プロフ) - yasuyui0818さん» リクエストありがとうございます!続編でぜひ書かせていただきますね!少々お待ち下さい!! (2019年7月18日 22時) (レス) id: e7f16800b7 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - 続編で目を覚ましたら晴人から庇った事に関して怒られてそこから晴人からプロポーズされ結婚する話をお願いします^_^ (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - はじめまして ウィザードの晴人で恋人同士で主人公が晴人を庇い敵からの攻撃を受け倒れる話をお願いします (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みりんちょこ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時:2019年1月5日 19時