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【火野映司】
1ヵ月ぶりのテレビ電話。私は今日を心待ちにしてた。
｢お久しぶり、映司くん｣
『Aちゃん！この間はチョコレートありがとう、美味しかったよ！』
｢良かった……！そっちにも届いたんだね｣
遠い国にいる彼にチョコレートを送ったのがつい先月のこと。
『クスクシエの方にお返しは送っておいたからね』
｢そうなんだ、楽しみにしてます！｣
相変わらずの優しい笑顔に私の顔も綻ぶ。
知世子さんが荷物が届いた、とその直後に教えてくれた。
｢わ、可愛い！ありがとう映司くん！｣
可愛らしい民族衣装。クスクシエの雰囲気にもピッタリだった。
『今度それを着たAちゃんに会いに行くから楽しみにしてて』
それじゃ、と電話が切れた。いつかの明日を信じて、彼は今も歩みを止めずにいる。
【操真晴人】
｢プレーンシュガーとAね｣
はんぐり〜でバイトをしている私は常連の晴人さんがいつも選んでいるという先入観で聞き間違えてプレーンシュガーを2つ入れてしまった。
｢え、待って晴人さん……今なんて？｣
｢いやだからA｣
｢は！？いやどういうことですか！？｣
｢そのままの意味だって、店長〜、A借りてもいいっすかー｣
店長もノリノリでいいわよーなんて言うから私は全然頭が追いつかない。
｢いや……ちょ、晴人さん？店長？｣
｢Aちゃん、今日上がっていいわよ｣
サプライズデートが、彼なりのお返し。
プレーンシュガーを2人で食べながら色んな所を訪れて、その日はとても楽しかった。
｢晴人さんのそういうとこ大好きです｣
｢俺も素直なAが好きだよ｣
【天空寺タケル】
｢……うっわ、そういうこと彼女に言う？｣
｢いやでも女子の好みなんてわかんないし、今日に限って女性陣が誰もいないし！｣
喧嘩寸前になってるのは紛れもなく彼氏が『高校でくれた人皆にお返しをしたいけどどうしたらいい？』なんて相談を持ちかけたから。
｢何もらっても嬉しいと思うよ。チョコレートとか駄菓子類が無難じゃないの？｣
｢なるほど｣
｢というか他の女子にあげるのを彼女に聞きます？｣
｢Aは特別だってば｣
｢……あーもうそういうとこだぞタケル｣
さらっと恥ずかしいこと言うなよバカ。
｢あ、A耳まで真っ赤だ｣
｢うるさいバカ！！！タケルなんて嫌い！！｣
｢俺は好き｣
｢うるさい知ってる！！！｣
｢俺たち何の会話聞かされてるんだろう｣
｢痴話喧嘩は他所でやってほしい｣
というシブヤとナリタは完全に蚊帳の外。
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yasuyui0818(プロフ) - すいません、続編ってどこですか？ (2019年9月1日 23時) (
レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - ありがとうございます 楽しみに待ってます^_^ (2019年7月19日 7時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
みりんちょこ @ 低浮上(プロフ) - yasuyui0818さん» リクエストありがとうございます！続編でぜひ書かせていただきますね！少々お待ち下さい！！ (2019年7月18日 22時) (レス) id: e7f16800b7 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - 続編で目を覚ましたら晴人から庇った事に関して怒られてそこから晴人からプロポーズされ結婚する話をお願いします^_^ (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
yasuyui0818(プロフ) - はじめまして ウィザードの晴人で恋人同士で主人公が晴人を庇い敵からの攻撃を受け倒れる話をお願いします (2019年7月18日 20時) (レス) id: dc39fffb15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みりんちょこ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fbkkydi/
作成日時：2019年1月5日 19時
