別れの季節 ページ11
慶ちゃんと出会って付き合い始めた季節。
ちょっと寒いなぁ…
「＿＿＿A？」
慶ちゃん。
……ダメだ。顔見るだけで、泣きそうになる。
慶ちゃんの優しい顔。私の大好きな顔。
いつだって、
私は慶ちゃんの全てに助けられてきた。
震えが、止まらない。
何か言ったら、涙が溢れてきそう。
「慶ちゃん…。
………あのね、話っていうのは…」
「うん。」
緊張する………
「あの、「「A、寒い？」
「え？」
「震えてるよ……、こっちおいで？」
っ！
やめて…
私に…
もう、優しくしないでよ、、。
ずるいよ…
「っめて……」
「ん？」
「………私、
＿＿＿慶ちゃんが嫌いなの。」
「…………えっ？」
っ、凄い…
悲しい声…
「…っだから！……私と別れて。
……それから、もう関わらないようにしよう。」
怖くて、慶ちゃんの顔が見れない………
「………わかった。
わかったから……泣かないで？」
え？
私、泣いてたんだ……
……なんで、こんな時まで慶ちゃんは
そんなに優しいの…？
いつもどうり、優しい顔してるの……？
「ごめんね、こんなに苦しませて。
じゃあ。」
・
・
・
「っ、うぅ、ひっぐ…
慶ちゃん………ごめん、ごめんなさい……うっ、」
こっちが振ったのに…
こっちが振られたみたいだね。
もう、慶ちゃんとは、、会わないんだ。
死ぬまで、一生。
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作者名：Tomo | 作成日時：2019年7月10日 21時
