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───
『んぅ〜…いててて』
気付いたらベッドの上。
いつの間に?
そして頭が痛い、二日酔いだ〜。
とりあえず水…
まだ酔いからも覚めていない私は寝ぼけながらベッドを降りてキッチンへ
『ん?私の家の冷蔵庫こんな大きかったっけ?』
まぁいいや
コップコップ
いや…待て、おかしい
キッチンの作りこんなんじゃない
『え、どこだここは』
昨日のことが全く思い出せない、どうやって帰ったんだっけ
まさか酔っ払って別の人の家に着いて行っちゃった?嘘でしょ?
キッチンから見えるリビングを見ると
こちら側に背を向けたソファから少し見える人の頭
記憶を思い出せないだけに急に恐怖が襲いかかる
『誰…』
このまま何も言わずに帰るべきか
いや、酔っ払った私をベッドに寝かせて家の主がソファで寝るような優しい人だ
きっと悪い人ではないはず…
少し恐怖はあるが、恐る恐るソファに近寄ってみる
『あのー…すみませーん』
声をかけるが反応はない
『おはようございまーす…』
「んぅ…」
『(ビクッ)』
「…ふぁ〜あ」
『あ、あの』
「ん?」
私の声に気づいたのか、ソファから起き上がった
『すみません、昨日の記憶が無くて』
「どうしたのそんな改まって」
そう言って振り向いた彼
『あれ?』
「おはよう」
『涼太くん?』
涼太「うん?」
『なんだー、涼太くんの家だったんだ』
涼太「誰の家だと思ったの?笑」
『昨日の記憶が全く思い出せなくて
酔っ払って知らない人に声でもかけちゃったのかなって』
涼太「そっか、結構酔ってたもんね
Aちゃん潰れちゃって送っていこうと思ったんだけどタクシーで帰りたくないって言うからさ」
『えっ!?私そんなこと言ったの!?』
涼太「ごめん、嘘。笑
Aちゃんの家分からなかったから」
『そっか、ごめんね迷惑かけちゃって』
涼太「今度なんかご馳走してもらおうかな」
『もちろんです』
涼太「寝室寒くなかった?」
『うん、大丈夫!』
涼太「お腹空かない?なんかご飯作るね」
『え、いいよ!そこまで』
涼太「俺もお腹空いてるから」
『…すみません』
涼太「じゃ、ちょっと待ってて」
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(名前)(プロフ) - とてもキュンキュンで時間を忘れて全部読みきっちゃいました!シュガーとソルトの続編のパスワード教えてください! (2018年11月5日 16時) (レス) id: ca6e553371 (このIDを非表示/違反報告)
ラブー - とってもキュンキュンです。よかったらパスワードを教えてください! (2018年4月12日 19時) (レス) id: 7a3b17e3f0 (このIDを非表示/違反報告)
さいくぅー - 面白いです!是非パスワードを教えてください (2018年4月12日 19時) (レス) id: 7a3b17e3f0 (このIDを非表示/違反報告)
片寄蒼依♪(プロフ) - 続きが気になるのでパスワードを教えていただけるとありがたいです(><) (2018年4月10日 14時) (レス) id: feeadb622c (このIDを非表示/違反報告)
いけだ(プロフ) - 度々申し訳ございませんが、続編がとても気になります、パスワード教えていただきたいです(TT) (2018年4月9日 0時) (レス) id: 8cc250e8ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いちごみるく | 作成日時:2017年4月11日 5時