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○15 ページ9

撮影前に監督である颯太さんの所へ。

『ご無沙汰してます。今日はよろしくお願いします。』

颯「おう、待ってたぞ。お、凜!でっかくなったな。あらー、はーちゃん。そうちゃんでしゅよー♡」

ここでいつもなら舞香へなんだけど
今日はない。バトル中だから(笑)

『あの、今日のことなんですが。』

颯「ん?今日のこと?」

『ちょっと時間もらえますか?撮影前にどうしても舞香と話しておきたくて。颯太さんにも悪い話ではないと思うんで。』

颯「頑固な妹と話しても無駄だよ。舞香のやつ、あんなに頑固だと思わなかったよ。まったく。誰に似たんだか。」

そりゃ、あなたでしょ。
そっくりっすよ、そういうとこ。

颯「俺が今までどんなに舞香を大切に可愛がってきたか…あいつは全然分かってない。コバンザメのお前に取られてしまうし。」

『まだそんなこと言ってんすか?もう15年経ってるんですよ。舞香のことは俺に任せてください。なので、その間、凜と遥香をお願いします。』

目に入れても痛くない甥っ子と姪っ子を預け
俺は舞香の所へ向かった。







Knock Knock

『舞香ー?いい?』

「はい、どうぞ。」

舞香はまだ着替えもせず、ヘアメイクもまだ。
これはまだ葛藤してるんだな。
よし、ここだ。

『舞香、ちょっと話があるんだけどいいかな?』

「話?なあに?」

俺は意を決して話し始めた。

『ここに15年ぶりに来て、色んなこと思い出したんだ。ここでの撮影もだけど、ここから先のこと。』

「…うん。」

『ここでの撮影の後、俺ら色んなことあったよね。』

「うん。」

『舞香に想いを伝えて恋人になって。俺、すっごく幸せだった。なのに、いきなり消えてさ。』

「ごめんね。」

『でも舞香ともう一度巡り会って結婚して。また色んなことあったけど、こうして今も一緒にいて幸せ。』

「私もよ、蓮くん。」

『俺今まで言わなかったけどここで舞香を抱きしめた時さ、夢と同じだったんだ。』

「夢と?」

『そう。舞香と出会う前に見てた夢。誰か分からないけど俺は大切な人を追いかけて探してたんだ。で、やっと見つけて抱きしめたとこで、夢が終わんの。』

「それで?どうなるの?」

『夢の中で抱きしめた人の感覚と舞香を抱きしめた感覚が同じでさ。あ、俺が探してた人だって確信したのがあの時。』

「…蓮くん…」

『あの時、俺は舞香への想いを演技に表してた。だから今日も俺は舞香への想いを表したいんだ。何一つ隠さずにね。いいよね?』

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作者名:ちょ | 作成日時:2021年11月20日 18時

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