運命なんて信じない４ (ページ9)

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それから舞香と色々と相談して
今回のお礼とこれから先のことを話すために
滝沢くんと会うことにした。
忙しい中、時間を作ってくれた滝沢くん。

俺と舞香は二人で待ってた。
颯太さんの行きつけのあのお店。
『なんか緊張するー。あ、手震えてきた。』

「大丈夫？手、貸して？」

手を繋いでくれた。
何かいいね、こういうの。

滝「遅くなってごめん！って、舞香ちゃん？わっ、久しぶり！髪切ったから分かんなかった。」

「お久しぶりです。滝沢くん。」

滝「前からきれいだったけど、ますますきれいになったね。」

真っ赤になる舞香。
、、、、、何か、嫌だ。

『あの、今日はお時間、』

滝「目黒、固いのはいいから。座って。今日は舞香ちゃんの友人としてだからさ。」

『ありがとうございます。』

滝「それにしても二人並ぶといいね、美男美女で。で、話って？」

『あ、はい。今回は滝沢副社長のおかげで舞香とのこと認めていただいて本当にありがとうございました。それと、今後のことをお願いしたくて。』

滝「いや、ホントは俺も驚いた。目黒が？って。でも相手聞いて納得したっていうかさ。舞香ちゃんだったからこれは仕方ないってね。」

『仕方ないって？』

滝「目黒が一番良く分かってるだろ？舞香ちゃんのこと。こんないい子いないだろ？」

『はい。』

滝「だからだよ。てもさ、舞香ちゃん。目黒でいいの？こいつ、１つのことしかできないよ？(笑)」

「ふふっ(笑)そこがいいんです。そういう蓮くんだから。」

滝「そっか。ごちそうさま(笑)」

和やかに食事が進み、滝沢くんから思いもよらない提案が。
滝「二人の関係がバレないようにさ、舞香ちゃんの体調が戻ってきたら一緒に住んだら？どう？」

『い、一緒にですか？！』

滝「住む所はうちで万全のとこ用意するから。悪くないと思うけど？ま、いずれさ。」

『、、、、、考えておきます。』

滝「じゃ、俺そろそろ。舞香ちゃん、目黒のことよろしく。目黒、俺の大切な友人の舞香ちゃんのこと、頼むぞ。」

『はい！』

滝沢くんは最後までスマートでかっこ良かった。
やっぱりすげーな。

『あのさ、舞香。』

「なあに？」

『やっぱ滝沢くんってすげーな。俺もあんな大人になりたい。』

「そうね。滝沢くんはすごい。でも、蓮くんもすごいよ？」

『///っ、ありがと。』

「ふふっ、照れてる？」

『照れてねーし。』

本当は照れまくってるんだけどさ。