✯４※ ページ44
俺の頬に手を添えてキスをする舞香
指からの刺激に耐えながら俺を求める。
「れんくんっ……はぁっ…キスして……ね…」
キスで刺激から逃れようとしているのか
涙が溢れそうな眼差しで求める舞香。
こんな姿は俺だけのもの。
そう思うとますます乱れさせたくなる。
でも、俺もそろそろ限界だ。
耳からの刺激に弱い舞香
耳元で囁く。
『もう、中に入りたいよ。』
言葉だけでヒクヒクする蜜壺の中
限界なのか言葉にせず、頷くだけの舞香。
俺は薄い膜を着けようと舞香から離れると
「今日はそのままの蓮くんがいいの……」
はっ？
今、何て言った？
『そのままの俺って……』
「っもう…何回も言わせないで…」
手で顔を隠す舞香の耳元で
『いいの？俺、そのままで。』
「…うん……いいの…」
何も纏わない俺を
舞香の中心へ持っていく。
薄い膜がないせいで俺自身が戸惑う。
俺自身を舞香に当てて上下に擦る。
ただ擦り合わせているだけなのに
甘い蜜で滑りが良くてすぐに果てそうになる。
ヌチュヌチュという音が舞香を刺激して
「いやぁ……そんなにおとっ……ださないでぇ…」
舞香を狂わせてくる。
そして俺はそのまま何も纏わず
舞香の中へと沈めていく。
初めてのこの感触。
たった１枚の薄い膜がないだけで
こんなにも違うのか…ヤバい…
沈めただけで果てそうになる。
中は纏わりつくようにうねり
離さないというように締め付けてくる。
入口を浅く緩急つけて抜き差しする。
段差が入口を掠める刺激に舞香は弱い。
俺の背中に回した手に力が入る。
ちゅぷちゅぷという水音と舞香の甘い声が混ざり合い
俺の律動は加速する。
「っあ……はぁん……ぃぃっ……あんっ……れんっ…！…」
中がぎゅっと締まり、果てる舞香
俺はそのまま深く沈み込む。
「ふぁっ…！れん…くん…もう……むりぃ……」
『無理じゃないよ。もっともっとおかしくさせてあげるから。』
初めてのこの感覚に意識を持っていかれないように
俺は律動を早める。
パチュンパチュンという音と
舞香の甘くて淫靡な声が俺を狂わせる。
『舞香っ、中すごいよ……熱くてトロトロっ……』
「あんっ…ああっ……れ、れん…のも……あついよぉ……」
『くっ…！呼びすてずるいって…うっ……』
部屋の中は
グチュグチュという水音と
パンパンという乾いた音
舞香の蕩けてしまいそうな甘い声
俺の息づかいしか聞こえない。
「っあん……もう…っああ……」
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作者名：ちょ | 作成日時：2021年10月22日 23時
