運命なんて信じない４ (ページ28)

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メンバーと色々考えてみた。
まだ決定打はないけど、輪郭は見えてきた。

俺はまず、お義母さんに相談することにした。
忙しい中、時間を作ってくれ自宅へ呼ばれた。
お義母さんに今回のことを相談すると

母「実は私も気になってたのよ。蓮くんがそう言ってくれるなら協力するわ。でも待って。姉の涼香にも聞いてもらえないかしら？将来舞香のためとか言ってね、自分の結婚式の時のドレスのデザイナーに何か頼んでたのよ。」

『涼香さんですか。』

母「あら、蓮くん。もしかして涼香怖い？」

『いや、そ、そんなことは、、、』

母「ふふっ、いいのよ(笑)あの子、舞香のことになると怖いものね(笑)」

『あは、はははは、、、』

そう。俺は涼香さんが怖いのだ。
舞香とのことを報告した時の、あの怖さったら。
ま、でも舞香のことだからきっと大丈夫だろう。

お義母さんが連絡してくれて
俺は涼香さんに相談することになった。

あー、相変わらず足が重くなるわー。
ここに来ると。
ここは舞香のお姉さん、涼香さんの自宅。
もうね、玄関から圧迫感あり。
はぁ……仕方ない。舞香のためだ！

チャイムを鳴らすと涼香さん。

涼「早く入りなさい。コバンザメくん。」

『は、はい！おじゃまします！』

相変わらず怖えーよ。

涼「お母さんから話は聞いてる。蓮にしてはなかなか出来るじゃない？舞香のことだもんね。」

『あ、ありがとうございます。』

涼「母さんが言ってたとおり、私ね。舞香が将来着てくれたらって頼んでるのよ。デザインは決まってないけど、舞香の今のサイズとか計って作ってもらうわ。たから蓮はうまく舞香のサイズ調べなさいね。」

『サイズを？！どうやって？』

涼「服をオーダーしたからとか言えばいいじゃない？それで計ってもらうのよ。」

『なるほど、、、』

涼「採寸とかは私が指定したお店でお願い。オーダーしたって話は合わせてもらうから。いい？」

『はい、もちろんです！』

涼「じゃあ詳しいことは、グループラインに送るから。失敗したら許さないわよ？(笑)」

こうして何とかドレスの準備は出来そうだ。

あとは、会場か。
よし。ここは俺の出番だ。

何年か振りに、訪れたここは
俺が幼稚園から高校卒業までを過ごした場所。
懐かしいな、、、

仕事の合間に何とか時間を作って訪れた。
目的はここのチャペル。

歴史あるここのチャペルで
式を挙げられないか
ダメ元でお願いしようとここに来た。