その４ : KI ページ6
『責任とるから』
気付いたら、そう言ってた。
ケガを口実に、もっと距離が縮められればって、単純にそう思った。
そして、ソレは上手くいくって思ってたのに……
「HEY♪ これから遊びに行こうよ♪」
………まさかコイツと好みがカブるとは………
「……ウザいよ、ヘンリー(怒)」
「キャーッ!!! COOLだねぇ〜〜レイカは♪」
「ダァーーッ!!! くっつくな、鬱陶しいっっ!!!」
「エ〜〜〜ン((T_T))」
………イライライライラ…………
ムカツク。 ムカツクけど………最近ソロ活動が忙しいコイツは、韓国にいるコトが当たり前のようになっていて……気付けばレギュラー番組まで持つようになってて……つまりやたらと俺の邪魔をしてくる。
レイカは明日の夕方の便で、日本に帰っちまうという。
結局、ケガをしたあの日に、帰り道に食事をしたのが最初で最後になってる。
夕方、仕事を終えた俺は、急いでリョウギの家に向かった。
『ピンポーン♪』
ドアを開けてくれたAは、ちょっと困ったように苦笑いしてる。
「カンインくん……いいの？ 明日帰っちゃうよ？」
コイツには俺のキモチ、バレバレみたいだ。
後から思えば、この時、すでにレイカのキモチも知ってたAは、ヤキモキ焦れ焦れで相当イライラしてたと思う。
俺が着くなり、『ちょっと出掛けなきゃならないから、レイカちゃんをご飯に連れてってあげてね〜〜』と、物凄い勢いでリョウタを連れて出ていった。
「………ナニ食べたい？ 奢ってやる。」
「………いらない。」
「………なんで？ 俺に奢られるのイヤか？」
「……明日帰っちゃうに、オッパは平気なんだね。」
「……………」
「寂しいなって思ってるのは、私だけなんだよねっ!?」
「……………」
「もういつ会えるかわかんないから言っちゃうけど、私は、私……私……オッパのコトが……!!!」
言葉より先に、カラダが勝手に動いてた。
レイカをしっかりと抱きしめると、柔らかい髪に顔をうずめて呟いた。
「ストップ。 よく聞けよ？」
俺が抱きしめると、急におとなしくなったレイカ。 ………泣いてるし。
「俺は、おまえが好きだ。 このまま日本に帰したくなんかねぇよ。」
泣きながら訴えるレイカは、なに言ってんのか半分ぐらいしかわからねぇ。
「やぁっと言って……ヒック……くれた………わ、わたしも……ヒック……だい……す……きなんだか………ヒック……らぁ〜〜〜」
間に合ってヨカッタ………
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ちひな(プロフ) - なんですよねぇ。まだ行ってないってことは２年以上も待つのか、と。 (2017年4月22日 20時) (
レス) id: 83136caaba (このIDを非表示/違反報告)
まゆまゆ(プロフ) - うんうん。まだギュッたんは行ってないけど帰ってきてフルメンバーでのSSが観れる日が待ち遠しいですね。 (2017年4月22日 19時) (レス) id: ed4a5e3eae (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - 純子さん» 純子さん、こばんはﾃﾞｽ。行きますっっ!!!『アリアリ』とは楽しみですよ〜〜wwwありがとうございます(人´∀`*) (2016年11月8日 21時) (レス) id: b4e814bcad (このIDを非表示/違反報告)
純子(プロフ) - 兄さんの映画 見に行く価値アリアリですよ兄さんらしい映画です (2016年11月8日 0時) (レス) id: e13ed08fd7 (このIDを非表示/違反報告)
ちひな(プロフ) - マイマイさん» マイマイさん、ありがとうございます。ガゼン観に行く気になりました!! そんなに笑えるとは、期待しちゃいますw...そしてフツー聞けそうな『感動』とかいうより『爆笑』ってのが、なんだか兄さんぽくて、いいなぁ〜〜←え？ (2016年11月5日 8時) (レス) id: b4e814bcad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちひな
| 作成日時：2014年8月23日 10時
