もういちど…… : ヨソプ ページ20
あ〜〜………さんざん迷って、なんのヒネリもないDMしか送れなかった。
「プッッwww なんかダサいね、ヒョンwww」
いつのまに隣にきてたのか、マンネに笑われた。
くっそ、コイツに笑われるなんざ、プライドが音をたてて崩れ堕ちる。
「ほっとけ(怒)」
「だけど、これからどーすんの? ホントにまた会う気? てか、ホントに惚れたの?あのヒトに?マジで?」
「………わっかんないよ。惚れたのかなんなのか………とにかく気になるし、また会いたい。」
「それがぁ〜〜『恋の予感』ってヤツじゃないのぉ?」
ニヤニヤしながらギグがひやかしてくる。
「恋とは無縁っぽいお前にわかんの？お？」
さらに無縁そうなドゥーが、ギグを後ろから羽交い締めにする。
「………まぁ………おまえがホンキなら止めないけどな。あのヒト今の時代に考えらんないぐらい、遺跡レベルに免疫なさそうなカンジだからさ、よく考えて動けよ?」
ドゥーやギグに比べると、メチャ説得力があるジュニョのことばは、僕の胸に響いた。
「プッッ、遺跡って、うまいこと言うねぇ〜〜www」
どこまでも明るいマンネだよね。
30分以上経ったのかな。
まさかのまさかで、返信が。
『おやすみなさい』
たったのひとこと。
だけど、うれしかった。
そして、30分もの間悩みに悩んで、だけど『返信しない』ってのは彼女の概念ではきっと失礼すぎてありえなかったんだろうなぁ……などと真剣に悩んでる顔を想像するだけで、胸がホワ〜〜っとあったかくなった。
うん、やっぱりソウルに帰る前に、もういちどちゃんと会いたい。
今回は雑誌の取材なんかもあるから、あと３日は日本に居る予定だ。
よし、明日おちついて連絡してみよう。
ホントは今すぐ言いたいんだけど、悩んで眠れなくさせるのは不本意だしね。
遺跡レベルのピュアさを持つキレイな瞳をした彼女の困った顔を思い出しながら、幸せな眠りについた。
***まったり更新。
GW、チングに借りたDVDにどっぷりと浸る予定(オイ、書けよwww)
『シンデレラと４人の騎士』大好きな王道モノ。やっぱ設定は金持ちと貧乏娘にかぎる(笑)いくつになっても乙女な脳ミソです(*´ω｀*)
続く
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作者名：ちひな
| 作成日時：2015年8月8日 6時
