シブ好みなヒト : ギグァン ページ18
ちょ、ちょと………
メンバーがいっせいに僕のこと期待に満ちた目で見てるけど………
このヒト、トシの割に好みがシブめじゃない?
スンホンさんとかジソブさんとかって、僕からしたら神みたいな存在で、ムリっっ!! ムリムリっっ!!
「な、ナニ考えてんの? ムリに決まってんじゃん!! 大物すぎてムリだからっっ!!!」
「だって、おまえ、スンホンさんとドラマ出てたよねぇ? キム・テヒさんともさw」
カンタンに言うなよ、ジュニョ(怒)
「おっまえ、"出た"ってか、"同じ作品に出させてもらった"ぐらいのモンだろがっっ!!!」
「ん〜〜〜……ジソブさんとは……無い?」
………ドンちゃんよぉ………マジでカンタンに言わないでくれ。あんなオーラ放ってる神々しいぐらいの方と、僕が連絡とれるワケないでしょうが(泣)
「………てかさ、今なんのドラマ見てるわけ?」
半分かたまってる彼女に、ドゥジュンが聞く。
ま、当然かたまってるから反応がない。
「A、ねぇ、A？」
ソピがものすごい至近距離で覗き込むと、いきなり覚醒して3メートルぐらい後ろにさがった(笑)
「な、な、な、近いですっって!!」
………ホントに面白いな。天然だからスゴい(笑)
「ん、ドラマってさ？今はナニを見てるの?って聞いたんだよ?」
「あ、あぁ……っと、今は"シークレットガーデン"を借りてます……けど?」
このコトバに、全員がコーフンした。
『どっち?どっち派?』
みんなで同じコトを聞く。
「え、どっちって、ナニがですか?」
『社長っっ!? オスカー!?』
頼むっっ、オスカーって言ってくれっっ!!
「ハ・ジウォンさんが好きです(^^)」
ガタガタッッ…………前のめりだったもんで、全員コケる。
「おぉぉぉオスカーの、オスカーのサインなら貰えるから!! 次に日本に来るときに渡すから!!」
僕の言葉に驚いたように目を丸くする。
「サンヒョンさんも好きな俳優さんです……けど……そんな、申し訳ないですよ、いただけないです。」
どこまでも謙虚で慎ましい。
「あー、気にすんなって。ヒョンには頼める仲なんだよw」
ドゥジュンの力強いうなずきは、ナゼか相手に安心感を与えるらしく………
「あ…ありがとうございます……」
Aさんも素直に受け入れた。
………自分から頼んだワケでもないのに、ホントに貴重なぐらい控えめなヒトだ。
***ユン・サンヒョン氏はサッカーチームの監督さんですね(^^)b
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作者名：ちひな
| 作成日時：2015年8月8日 6時
