スケバン(番外編)【今日から俺は！！】 (ページ8)

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【2人1頭】5 ページ8

「絡まれたんじゃないか」と呟く

何故か鋭い視線を感じ後ろを振り向いてみると

眉をひそめこっちを凝視してくる相良。

やっちまった

深く深呼吸をしたかと思えば

相良「おいお前ら、Aを探せ！」

怒鳴り声とはまた違う雰囲気の声色で、

どこか不安、焦りが見え隠れするその余韻をせき止めるかのように

開久生徒「はい！！！」

開久の奴らはでけぇ声で返事をした

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相良side

商店街辺りなら、いるんじゃねぇか。

とふと思い商店街に足を運ぶも特に目立った変化は見られない

ただただ閑静な道が続いているだけで。

ここらのツッパリとなれば、誰かに絡む時は大体複数人でいるし、

それなりに声も飛び交っている。

いったい何処行ったんだA

また、あん時みたいに子犬みてぇにガタガタ震えてんじゃねぇだろうな

、、、

あぁくそ、俺が寝坊なんてしなければこんな事に、、、。

開久で探してる

、といえばデカく聞こえるかもしれねぇけど

実際校門辺りにいた奴かき集めただけだから50もいかない

聞き込みなんて柄じゃねぇことして必死になって探す。

智司もAを探すのに気を揉んでいる内の1人だ

こんなに熱くなった智司を見るのは初めてだ。

「A！！」

あいつの名前を叫び、近くにいたりしないか確認する

絶対、この世に存在して、つい昨日まで一緒だったのに

今日になってこの声は届いていないのかと思うとめちゃくちゃもどかしい。

おもしれぇ事に、この空、全部繋がってやがるんだ

今もAはこの空の下にいるんだぜ

くそ。

前方からやけに晴れやかな色を顔に浮かべた輩が走ってくるのが見えた

開久生徒「片桐さん！相良さん！Aさん見つけました！！」

そいつらは肩で息をしながら

そこの角で待たせている、と言う

適当に礼をすませ教えてもらった場所へ急ぐ

________そこには、Aと数人の男がいた