スケバン(番外編)【今日から俺は！！】

【東京デート!?】4 ページ15

ピンク色に輝くネックレスを見つけた

細々としたチェーンの先についていた飾りは

繊細で綺麗に輝くAにとても似合うと思った

そのネックレスを眺めていると店員に

「先程の女性にプレゼントでしょうか？

でしたらこちらは、とても似合われるかと」

と言われたもんだからつい買ってしまった


しばらく悩んでいると

綺麗で相良が好みそうなネックレスと指輪を見つけた

シックなデザインできっと似合うだろ、と思ったが

俺は自分のセンスに自身はないからAに聞こうと思い探す

、、けど、どこにもいねぇ

そう狭くない店内だが

見渡せば小さいAでもすぐ見つけれる程度の広さだ

迷子か、、?

「おい、俺の連れ見なかったか」

するとレジについていた店員は、

数人の男と非常階段の方に

とかなり怯えた様子で答えた


非常階段を一気に駆け下りると

Aが膝を落としながら小刻みに震えているのが見えた

「A！！」

俺の声が届くとAは

助けて、と今にも涙を零しそうな目で訴えてきた

？「やっと来たか、Aちゃんの連れ」

先頭に立っていた男がニコニコしながら言う

「おい、俺の女に何してんだよ」

よくよくみると、Aの頭からは血が流れていた

その血を見て、俺はこいつらを生きて返さねぇと、心に決めた


ボコボコにやられた男共をよそに、Aに駆け寄る

「な、おい、大丈夫か？」

A「んーん？後からちょっと殴られただけだよ」

「馬鹿野郎、ちょっと殴られたからって血流れるかよ」

と紅野の拳を確認するとキラキラと輝く指輪がはめられていた

そういう事かよ

指輪はめた指で女殴んじゃねぇよ

腹が立ったからもう1発お見舞いしてやった

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