スケバン(番外編)【今日から俺は！！】 (ページ11)

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【東京デート!?】ページ11

私は今、駅にいる。

服も靴も新しいものを買い、

髪の毛も今日は下ろした

お化粧も、少しどころかかなり背伸びをし大人っぽく仕上げた。

いわゆる「オシャレ」とか言うやつ。

どうして私が「オシャレ」をし、駅にいるのか。

そう

事の発端は三日前_________

私が水を飲みに行こうと廊下を歩いていると、

智司に名前を呼ばれた

妙に眉間に皺寄せてるけどなんかあった？

ま、皺よってるのはいつもの事か！

、、なんて口が裂けても言えない

怖い、怖すぎる

「どうしたの？」

気を取り直し要件を聞くと、

片桐「実は来週の月曜日、相良の誕生日なんだ」

「、、、ほう。」

そんなの知らなかったなぁ

片桐「それで、ほら、あいつ結構指輪とかいろんなもんつけてるだろ？」

確かに、ジャラジャラしてる。

見た目は硬派ではなく明らかに軟派だ

片桐「だから、あぁいう感じのをプレゼントしたいんだが、、」

智司の口から「プレゼント」という単語が出てきた瞬間

思わず口から「えっ」と出てしまった

ツッパリに、はたまた不良校のトップに「プレゼント」という概念があった事に驚いた

ふと智司の顔を見るとしゅんとしていた

ごめんね。ギャップ。かわいい

片桐「やっぱ変だったか、、？」

そう不安そうに尋ねる智司に

「んーん！いいと思う」

と返すとしばらく間が空き、一言

片桐「俺、そういうのあんまセンスないから一緒に選んで欲しいんだ」

_____________

千葉にはあまりいいお店ないから

という私の提案で2人で東京に行くことになった。

その提案に智司は、まぁ千葉のツッパリに絡まれるのも面倒だしな

と乗ってくれた。

で、どうしてオシャレしてきてるかって？

そりゃ、男らしい智司に比べたら私なんてただのチビだから

智司の横に歩いて少しでも浮く事がないよう、

朝の支度に2時間もかけオシャレをした、という訳だ。

掲示板の反射を活かし髪型のチェックをしていると、

片桐「待たせてすまない」

智司の声がした