私、悪戯する4 ページ21
『流石にグルちゃんにはバレてたみたいなんですけど。』
「あー、アイツはAマニアやから仕方ないとこある……。」
「可愛い妹みたいなものだってよく言ってますよね。」
『まぁでも普段一緒にいる皆さんでここまで騙せてるなら上々ですかね。』
「結局今日いつから大先生やってるん？」
「朝からやで。おかげでよう寝れたわぁ。」
『鬱兄、おはよう。』
「じゃあ大先生はずっと自室におったんや。」
「一部始終見てたロボロは買収済みやから。」
「へへ、面白そうだったからずっと黙ってました〜。」
話を聞いていたロボロがメンバーに通信で答えれば、そんなんでいいのか警備班……と呆れた顔でゾムは監視カメラの方向を見つめていた。
その後再び食堂に戻ると、まだ残っていたシャオロンとひとらんらんにも話すと、コネシマ達と同じように驚き、鬱の格好をしたAと本人を何度も見比べていた。
「やっぱり痩せたって思ったのはAだったからなんか…。」
「びっくりした、大ちゃんが二人になったかと思った。」
『小さいころからたまーにやってたんですけど、さすがにもう鬱兄は私にはなれないってことで、私だけ鬱兄になってみたらみんな気が付くのかな？って昨日二人で話して実行してみたんです。』
「二度寝の前にみた準備中のAちゃん９０％僕だったから大丈夫かなって思ったけど、まさかゾムが気づくなんてな。」
「んー、なんとなくAっぽいなぁって思ってん。確証はなかったけど。朝からおらへんかったし、もしかしてって。」
ニッと笑って「まだまだやな」と言いながらAの頭をポンポンと叩くゾムは少し得意げで、ばれてがっかりしているかと思いきやAは予想に反して少しうれしそうにしていた。
「何ニヤニヤしとんねん。」
『流石ゾム隊長です。潜入とかスパイメインに相手してるだけあって、洞察力は高いですね。』
「……俺褒めるより先に見破られたことを反省せぇアホ。」
『ちょっと不安だったって言ってたじゃないですか！』
「せやけどバレたのは問題やろ？敵国に俺レベルの洞察力の奴居らんとも限らんのやから。」
「あーでもよかった！！大先生二人もいらんし、いても邪魔やしな。」
「シャオちゃん？？？ちょっとひどくない？？」
ガシガシとAの髪の毛を乱すように掻き回しながら告げれば、否定する言葉も見つからずにググッと歯を食いしばっていた。
そんな二人を尻目に、シャオロンが鬱をあおりだせばそのままワイワイと会話が盛り上がり、しばらく食堂で会話を続けていた。
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零歌 - え、うますぎでしょ！？ 憧れます‼ 続き、待ってます、！ (2023年3月31日 6時) (
レス) @page36 id: 2cc0278ca8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメル(プロフ) - 面白いところで終わってしまった…！！これからも、気長に作品更新を待っているので無理のないようにしてください！いつでも待ってますから！！！ (2022年8月17日 9時) (レス) @page36 id: 803f58ab86 (このIDを非表示/違反報告)
歴(プロフ) - 小雨さん» こんな更新停滞小説にコメントありがとうございます神作品などありがたいお言葉まで！！そのうちひょっこり現れたらまた楽しんでいただければと思います。 (2020年11月22日 17時) (レス) id: 957608dc41 (このIDを非表示/違反報告)
小雨 - 歴さん。こんにちは！いやー見た瞬間に神作品だと分かりました()更新無理しないでください！出来るときにフラッと帰ってきて下さいね！それまでのんびりと待っておきます！ (2020年11月9日 10時) (レス) id: 459de324fd (このIDを非表示/違反報告)
歴(プロフ) - めっぴぃーさん» こんな更新されてるかも分からん作品にありがたいコメントありがとうございます。のろのろ具合は変わるかわかりませんが、気長に待っていただければと思います。 (2019年1月5日 2時) (レス) id: 957608dc41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：歴 | 作成日時：2017年8月15日 21時
