隣のクラスの君。Ⅱ (ページ33)

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薄々目を開けると、昨日と同じ壁で驚いた。
私、また、倒れた、？

「辰哉く、ん、？」

また、迷惑かけちゃったな、。今度はちゃんと病院行かないと。

阿部『っ、！つむぎちゃん、大丈夫？！』

あれ、辰哉くんじゃ、ない、？

「あ、阿部くん？」

阿部『つむぎちゃん、心配したよ、。』

なんで、私抱きしめられてるの、？

「あ、え、っ、？」

阿部『もう、どこにも行かないで、...。』

ぎゅっと強く抱き締められ、突き放せない。
力じゃ無理だ、

じゃあどうすれば、

「阿部くん、わ、私っ、！」

阿部『ダメだって、分かってる。だけど今だけ、』

やっぱり阿部くんも辛いんじゃないか。
こんな私の悩みなんて聞いて、

そんな事も思うけど、辰哉くんが入ってきたらどうしようって思うばかりだ、

「ごめん、やっぱり私、」

阿部『言わないで、！この先の言葉、。言って欲しくない。』

そう言われたら彼をこのまま受け入れるしかなかった。

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君が起きたのはすっごく嬉しいよ。
だけどさ、何で抱きつくの。

でも君が離そうとした事は知ってる。

責めたくなくても、阿部ちゃんを責めちゃいそうだよ。

それに君にも、少しだけ、。

このまま入ってしまおう。

いつまでも阿部ちゃん達を見てられない。
もう、行ってしまおう。

いつまでもグズグズしてられない。俺だって男。

今にも修羅場の中に俺は飛び込んだ。

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