隣のクラスの君。Ⅱ (ページ4)

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その後は、特にすることも無く1日を終えた。

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文化祭2日目。

今日は、私は出なければいけない物があり、深澤くんと別々だ。

深澤くんは”絶対行くから俺の相手してね？！”と昨日手を握られて念を押された。

本当に来るのだろうか、。

私のクラスは和風の喫茶店で、今で言う大正ロマン的な感じだ。

鏡の前で何度も確認する。紫のリボンに、昔ながらの服。

似合ってないのに、着せられてるのが嫌だな。

仕方なく出るとまだ深澤くんは来ていなかった。

良かった。まだ来てなくて、。

私は、接客業なんてした事ないよ？

本当に大丈夫かな、。

深澤『あ、つむぎちゃんって居ますか？』

深澤くんが来て、すぐに、部屋に戻る。

女の子「あれ、？つむぎちゃんー！深澤さん？が呼んでるよー」

「い、今行きます、！」

覚悟を決めて彼の前に行く。

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深澤『あ！可愛い、！リボン紫なんだ、！めっちゃ可愛いよぉ、！！』

「み、皆みてるからね、？」

ほんとに皆がガン見してきてて目線が怖い。

彼はそんな事気にせず、ニコニコしている。

深澤くんを席まで連れていくと、大人しくなった。

深澤『ねぇ？オススメはなぁに？』

「えっと、ね。これかな、このパフェ、」

深澤『お店のじゃなくて、つむぎちゃんのオススメは？』

「え、？私、んー、とねぇ、このわらび餅かな、」

深澤『じゃあ、それにする！』

ニコニコでメニューを戻す深澤くん。

好きなのかな、本当に。

「え、？本当に、？」

深澤『うん！お願い！』

「わ、分かった。」

手を無言で振る深澤くん。

私は目を合わせるだけで、精一杯だ。

実際は、私は作っていない。接客だけだから。

メニューを戻しに行く時、女の子の話しが聞こえた。

「明日さぁ、阿部くんの劇なんだっけ？！」

「めっちゃ楽しみなんだけど！しかも女の子めっちゃ可愛いくてさぁ、羨ましいわ」

「そーいえばその子阿部くんの事好きらしいよ！」

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