隣のクラスの君。Ⅱ (ページ2)

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隣で嬉しそうな顔を見たら、それでいっかと思える何かがある。深澤くんにはやっぱり叶わない。

彼に告白されて、付き合ったのが12時。

周りは皆お昼を買い出していった。

私は何処かで安心しきっていて、でもそれが良くないって事くらい分かっている。

本当、私最低だ。

深澤『つむぎちゃんお腹空いたー？何か食べる？』

顔が近くなる。

「ひゃぁ、..ち、近いよ、」

深澤『あはは笑ごめんてぇ、』

「お、お腹はすいたよ、？深澤くんは、？」

深澤『うん？俺はペコペコだよぉ、何食べよっかぁ』

何がいいか、あ、おにぎり美味しそう。

「お、おにぎり食べたい、」

深澤『何それぇ、可愛いじゃぁん！ふっかさん並んでくる！なん具がいい？』

「えっと、ツナがいいかな、あ、お金、！」

深澤『んぇ？お金要らないからさ、！たまにはカッコつけさせてよ。』

そう言うと深澤くんは走って行って並んでくれた。

大人しく待ってるか。

人達が行き交うのをぼんやりと見ている。昼間だが少し肌寒い。

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「わっぁ、！」

いきなり背の高い人にぶつかり、少し吹き飛ばされる。

「いっ、す、すみません、！」

？『こちらこそすみません、！って、つむぎちゃん、、？』

恐る恐る顔をあげると、彼が立っていたんだ。

”阿部亮平”だ。

阿部『ごめん、怪我してない、？』

「あ、いや、大丈夫だから、！」

彼を露骨に裂ける。腕が触られそうになって、思いっきり避けてしまって、寒気と、鳥肌が同時に来る。

その笑顔が怖くて、目が笑ってなくて、貴方の瞳には何が映って、何が見えているの。

まだあの時の事怒ってたりしてるのかもしれない。あんな変な別れで、きっと困らせた。

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阿部『あ、ごめん、...触られたくないよね、..』

どんどん不安にさせてしまう私。

何か言われそうで、それが怖くて、逃げ出したくなる。

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深澤『ごめん、お待たせぇー、？ってあれ、阿部ちゃん？』

そんな私にヒーロー(彼氏)が来たのだった。