57. ページ6
ヌナは僕の本棚から、
生物の教本を取り出して。
「これでも読んでます。
もう少し煮込んだら出来上がりですから、
少し眠ってください。」
言って、
そろりと、僕の眼鏡をはずしてくれた。
ヌナの手が、僕の顔に近づいて。
どきどき、する。
途端にぼんやりとした視界では、
ヌナの顔が良く見えなくて。
じ、とヌナのほうを向いて目を凝らすと、
「ダメですよ(笑)」
と言って、
ヌナが僕の目の上に、そっと手を置いた。
・・どきどき、する。(←)
心地よい沈黙のあと、
ヌナがす、と立ち上がって。
鍋の様子を見に行ったのかな。
・・僕はその隙に、
寝転んだときから僕の体の下にある、
『彼女を夢中にさせる13のテクニック』を隠さなければならない。(←)
・・布団の下になってて隠し損ねたことに気づかなかった・・。
よいしょ、
ヌナが座ってたビーズクッションをどけて。
ベッドの下を覗き込む。
よし。
起き上がると、
ドアの向こうからこっちを見てるヌナと目が合った。(←)
KH「！！！」
「・・お薬、持ってきましたよ？」
KH「・・あ、りがとう、ございます。」
・・気付いてない？
今僕がベッドの下をごそごそしてたこと、
気付いてない？
「どうぞ。」
お水と薬を受け取って。
KH「あ、の。」
「はい？」
生物の教本をもう一度手に取ったヌナは、
何も気付いてなさそう。
KH「・・いえ。・・面白くないでしょう、そんな本・・。」
「ふふ(笑)。
この本でキュヒョン先生が勉強したなら、ちょっと見てみたいです。」
KH「・・。」
・・うれしい。(←)
僕みたいな男に、
どうしてこんな天使のような女性が舞い降りたのか。
・・僕は絶対に、
手放さないように、しないと。
恥ずかしくて、
ちょっと向こうを向いて。
ちらり、
もう一度ヌナのほうを向くと、
・・ヌナはベッドの下を覗き込んでた。(←)
KH「！！！！！！ヌ、ヌナっ！」
「はい？・・きゃっ」
ぐぐいっっ。
いい勢いでヌナの腕を引っ張って。
僕はベッドからはみ出して、
ヌナの目の前・・ベッドの下が見えないように(←)、
上半身でヌナの視界をふさぐ。
KH「・・！」
どうしよう、
ヌナが近くて、どきどきする。(←)
でもちょっと待て、
このままだと確実に、
フラれる。(←)
・・何か、言い訳を、
混乱しきりで、
固まった僕に。
KH「・・！！」
・・ヌナはちゅ、とかわいいキスをした。
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ちづ(プロフ) - ぷりりんさん» あはは！(笑)・・ご。ごめんなさい。(←とりあえず謝ったwww) (2014年6月17日 21時) (
レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりりん(プロフ) - あぁ、突っ込み忘れてた(>_<) …未遂かよ！www (2014年6月17日 21時) (レス) id: 445a842822 (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あんさん» こんばんは、ありがとうございます〜。もえごろしww寸止めですみません(笑)、なんだかどうしても先に進ませてくれないんですよ〜。私もモヤっとしちゃいますww続きもがんばりますね♪ (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - みっきーさん» こんばんは、ありがとうございます〜。いやはや、昨日はがんばりすぎましたww楽しくて。時間を忘れて書いてましたwwいや、もうすぐ終わる・・はず！です(笑)続きもがんばりますね♪ (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - しほさん» こんばんは、ありがとうございます〜。もっさりした人wwwあああ、リアルのギュニムに申し訳なさすぎる・・！！確かにオフのときはもっさりくんですが(←)、こんなにもっさりはしてないと思うんです・・www続きもがんばりますね♪ (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちづ
| 作者ホームページ：http://aojirushi.net/
作成日時：2014年4月29日 21時
