82.きゅひょん先生のそんむる ページ31
金曜、
・・僕は決意した。
この学園には職員室のほかに、教員控室があって。
Aヌナは放課後は大抵、英語科の資料室にいる。
こんこん、
ノックして。
「はぁい。」
可愛い返事。
かちゃり。
内側からドアが開いて。
「!」
KH「・・あの、」
驚いて目を見開いたヌナを見て、
少し、怯むけど。
KH「ちょっと、いいですか?」
「ぁ、・・どうぞ。」
戸惑いながらも、僕を招き入れて。
KH「・・その。」
「どうしたんですか?」
さらりと僕に椅子を勧めて。
くるり、「紅茶でも、」なんて言って、背を向ける。
KH「いや、すぐ。行くので。」
言いながら、
・・後ろから、ヌナの肩を摑まえる。
びくり、
少し驚いた様子のヌナが、
その場でフリーズ。(←)
・・どきん、どきん、
・・僕はいつも、こうしてドキドキ、してたけど。
KH「・・明日、なんですけど。」
「・・はい。」
・・もしかして、ヌナも、
・・僕と同じくらい、どきどきしてくれてましたか・・?
そろり、
その小さい肩を引き寄せて。
後ろから、ゆるく抱きしめる。
KH「・・あの、・・昼間は少し、用事が出来てしまって。」
「え・・」
KH「・・そ。それで。
・・夜、に。会いませんか。」
「・・じゃぁ、お店にお伺いしますね?」
KH「・・ヌナ、」
「・・。」
KH「あの・・、ぱ、パジャマを、持って。来て、くださいね。」
「・・・・この前の?(笑)」
きゅ、
ヌナの手が、僕の腕をつかんで。
あ、・・ちょっと、うれしそう。
笑った口元が見たくて、って。
言ってくれてたのを思い出して。
KH「・・はい。」
少し、体をずらして。
斜め後ろから、ヌナを覗き込む。
・・我ながら、ぎこちない笑顔だ。(←)
「・・。」
困ったみたいに、眉を下げて。
照れた様子のヌナが、僕の目を見ずに、少し俯く。
KH「・・Aヌナ、」
呼びかけると、
ちらり、目線をこちらに向けて。
「ど、どうしたん、ですか・・?」
ちょっと慌ててるけど・・
嬉しそう。(←)
・・知らなかった。
僕がこんな風にすると、
ヌナはまた一段と、・・かわいくなるんだ・・?
ちゅ、
頬に、キスをして。
KH「そ。それだけ。です。」
ダメだ。
ドキドキして、息切れしそうだ。(←)
もうたぶん、赤くなってしまった自分の顔を隠すようにして。
目も合わせずに、そのまま。
・・早々に、英語科資料室をあとにした。(←)
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ちづ(プロフ) - ぷりりんさん» あはは!(笑)・・ご。ごめんなさい。(←とりあえず謝ったwww) (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ぷりりん(プロフ) - あぁ、突っ込み忘れてた(>_<) …未遂かよ!www (2014年6月17日 21時) (レス) id: 445a842822 (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - あんさん» こんばんは、ありがとうございます〜。もえごろしww寸止めですみません(笑)、なんだかどうしても先に進ませてくれないんですよ〜。私もモヤっとしちゃいますww続きもがんばりますね♪ (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - みっきーさん» こんばんは、ありがとうございます〜。いやはや、昨日はがんばりすぎましたww楽しくて。時間を忘れて書いてましたwwいや、もうすぐ終わる・・はず!です(笑)続きもがんばりますね♪ (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
ちづ(プロフ) - しほさん» こんばんは、ありがとうございます〜。もっさりした人wwwあああ、リアルのギュニムに申し訳なさすぎる・・!!確かにオフのときはもっさりくんですが(←)、こんなにもっさりはしてないと思うんです・・www続きもがんばりますね♪ (2014年6月17日 21時) (レス) id: dd0328dcfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちづ | 作者ホームページ:http://aojirushi.net/
作成日時:2014年4月29日 21時