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＊２話ページ3

『酷くないですか･･･、私の５年なんだったの？！』

?「おうおうえらいご乱心やな～笑」

ここは私がよく行く居酒屋。
悩みや愚痴をいつもここでとある人にぶつけてきた。
とある人っていうのが

『私もGeroさんみたいにJust be friends歌っていいですか？』

g「お前それいじってるやろ、しばきたおすぞ！」

歌い手の大先輩、Geroさんだ。
この人には私が歌い手を始めて始めの頃からよくお世話になっていて
よく機材を頂いたり、ご飯に連れて行ってもらったりしている。
すごい人なのに気さくで優しい私のお兄ちゃんみたいな人。

g「それにしても５年か、長いなぁ」

『そうですよね･･･、私も思います。それなのにあんなにあっさりお別れとか･･･！』

g「スイはその人の事大好きやったもんな、やかましいくらい俺に惚気てたやん」

『やかましいは余計です･･･。でもまあ、ちゃんと好きでしたよ』

g「それなのに浮気したあげく別れるとか、１回そいつ殴りにいってもええ？」

『笑笑お願いしたいとこですけどやめておきます』

g「まあ今日は俺が奢ってやるから好きなだけ飲み！」

『ええ～！Geroさん太っ腹！』

こうやって私が落ち込まないように笑いもいれつつ慰めてくれる。
この人は本当にいい人だ。
今日だけはたくさん食べて飲んで忘れよう。

g「あ、この後人と約束しててんけどそいつも呼んでええ？」

『どなたですか～？知らない人だったら私帰ったほうがいいですか？』

g「いや、直接会った事ないかもしれんけど歌い手やから大丈夫やろ」

『分かりました～～』

g「Aと同い年のはずやけど･･･ってあかんわ、こいつ酔っ払ってて聞いてへん」

序盤からだいぶペースをあげて飲んでいたから既に酔ってきた。
そうでもしないと思い出して悲しくなっちゃうもんね。