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整った顔に着いている真っ赤な目と目が合った

引き込まれそうだった

慌てて質問に返す


『……すみません、AAです。貴方は?』




「葛葉っス……こんなとこで何してるんすか、もう1時間目始まりますよ」



痛いところをつかれた


『えっと... サボり……みたいな?』



「...そうなんすか、初めてっすよね……」



『はい、なんで知ってるんですか?』



「...俺いつもここいるんで」


なんだかラグはあるけど初めての人と喋れることに嬉しくなる

彼も人見知りなのかな




『あの、』

「?」

『この時間だけ、話しませんか?』




……

無言が続く


駄目だったかな、



「......いっすよ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「で、そんとき〜」



『あはは!』



今は、葛葉さんの話を聞いている話すエピソードも秀逸なものばかりで

そのエピソードを話すのも面白い




『葛葉...さん?はさ』


「なんでもいいよ」


『ほんと?じゃあ葛葉くんはさ、何年生なの?』


「2年」


『一緒じゃん、じゃあクラスは?』


「2組」



……一緒じゃん!?


「私もだよ!もしかして私の席の左前葛葉くんなの?」



そう、私の席の左前はずっと空いていたのだ



「あー、多分そうだわ」





『へー!』


ずっと誰か気になっていたから知れて嬉しかった


もうこの時には朝の憂鬱な気持ちなんて存在してなかった




キーンコーン カーンコーン

「『あ』」



『私行くね、楽しかったよ、ありがとう』



「おお」



屋上のドアの前に立つ


あ、そうだ



『葛葉くん!また来てもいい?』



「おう、いつでも来いよ」



屋上のドアを開けて教室に戻る



朝には考えられないほど今私は

幸せな気分だった

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作者名:しろあん | 作成日時:2023年1月28日 22時

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