love at first sight (ページ34)

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you side

わたしは一体何をしているのだろうか

悠に連れてこられて

悲しくなって

苦しくなって

逃げ出したのに

彼はわたしに気づいてくれた

あれ？あの後なんて言われたっけ

えっと、聞き間違えじゃなかったら

＂好き"

ああ、そうだわたし好きって言われたんだ

落ち着いて考えたらわたしすごい状況にいる

ボッと顔が赤くなるのが分かる

‘もう悲しまなくていいんだよ’

悠の言った言葉が脳裏に浮かぶ

本当だった、

でもなんで悠は知っていたんだろうか
　

それにあのまま置いてきてしまった大丈夫だろうか

考えても考えてもわからない

しばらく唸っていると

「A？」

名前を呼ばれ顔を上げると

悠がいた

『悠！！』

わたしは立ち上がり悠に駆け寄り抱きしめる

『ごめん、置いてっちゃって大丈夫だった？本当ごめんね、、』

悠「ううん、大丈夫よ、そんなことより私が言った通りでしょ？まだ好きらしいじゃん」

そうだ、何故か悠は知っていたんだ
でもなんで？

悠「ふふ、そんな不思議そうな顔しないでよ笑」

悠「玲於さんから連絡が来たのよ、だから今日連れて行ってあげてって言われたの」

玲於か、後でしばいとこ

『そこまでしなくてもいいのに、それに』

それに少し不安なんだ

さっき彼が耳を塞いでくれていたけど聞こえてしまっていた言葉

確かにわたしもファンの立場なら同じことを思うかもしれない

裏切られたと思うかもしれない

ああ、わたしまた人を傷つけてしまった

わたしのせいで応援してくれる人が減ってしまう

そう思うとまた涙が出てきそうになる

そんなわたしを見た悠は

悠「逃げたいなら逃げればいい」

『え？』

予想だにしなかった言葉をかけられた

悠「不安で心配で苦しいならやめればいい、中途半端な心ならあの人と一緒にいなくてもいい。いい？傷つくのはAもなんだよ？私はAに幸せになってほしいの、傷ついて欲しくない。応援してた私が言うのもおかしな話だけど、逃げるなら今よ、彼が戻ってくる前に、」

逃げる、、

傷つかない、

楽になれる

、、、、本当に？

このまま逃げてもわたしは平気、、？

もう、、二度と彼に会わずに過ごしていく？

わたしは、

わたしは、