love at first sight (ページ17)

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you side

これから雑誌の撮影があるらしい

わたしはきっとお邪魔だろうからこの辺で退散しようかなと楽屋を出ようとした。

『わたしはこれで失礼します。皆さん、お仕事頑張ってくださいね。』

黎「あ！あの！もし、もしよかったらなんだけど、撮影見てかない？」

『え、でも、お仕事の邪魔になりませんか？』

黎「いや、むしろ頑張れるというか、ボソッ」

澤「まあまあ、この流れだし？いいんじゃない～、世界さんいいですよね？あ、藤田さんもいいですかね？」

((あ、藤田さんははる兄のことです。本名藤田晴人

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なんや、かんやでわたしも撮影現場にいさせていただくことになった

さすがにメンバーの皆さんの一緒にいるのは気が引けたからはる兄と一緒にいることにした。

だけど、はる兄も仕事があるらしくわたし一人で壁に寄りかかっている。

少し寂しいけどこんな貴重な現場を間近で見れるなんていい経験になるかもなんて呑気に考えていた

ファンタ全員で写真を撮っている

みんなかっこいいけどやっぱり黎弥くんを目で追ってしまう、仕方ないよすきなんだもん

でもやっぱり壁を感じてしまう

撮影現場からだと痛いほどわかる

さっきまで仲良くして話してくれた人たちが今は芸能人の顔をしている

不意にこっちを見て手を振ってくれる慧人くん

わたしのこと気にかけてくれるなんて優しいなと思うけど、仲良くなりすぎて胸が苦しくなるのはわたしだけ

彼らの記憶からはすぐに消えてしまうのだから

所詮わたしは一般人

あまり目立ったことはしないでおこうと手は振らず笑顔で会釈する

うまくできたかな

？？？「お！おつかれ～」

ファンタ「お疲れ様です！！」

扉近くで声がした。誰かが来たみたいだ。先輩かな？

なんだか気づかれてはいけない気がして

あまりそっち方を見ない様にして機材を見ていると

ドタドタガシッ！！！！！

誰かに思いっきり突進されたと思うとハグされている

『うわ！！！えっ！？』

？？？「こっち来てんなら連絡よこせよ、A！」

いまいち状況がわからなかったが声ですぐにわかった。

『は！？玲於！？』

そう、紛れもなくGENERATIONSの佐野玲於だ。