ep.69 ページ21
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「ええ、見ましたとも。あれは恋してる目だわ」
「それが本当の恋かどうかはわからないけどな」
「……僕も正直ちょっと疑ってる」
「ハリーまで……あのね、二年の時からAはちょうどそれについてずっと悩んでたの。フレッドに、魅惑魔法をかけてしまったかもしれないって」
「じゃあ実際そうだったんだろ！」
「いいえ！覚醒魔法も試したし、ルーピン先生にも見ていただいたわ。正気だっておっしゃってた！」
ロンは まさかまさか と言いたげに小馬鹿にしたような表情をしていて、ハーマイオニーはあからさまにムッとしていた。
「でも＿＿彼女が危険なことに変わりはない、そうだろ？」
ハーマイオニーははっと息を飲んだ。
「なんてこと言うのよ、ハリー！あなたがそれを言うの！？
エイミーは私たちと変わらない、普通の女の子よ！」
「ああまったくもって普通だろうさ、腕に闇の印があるだけのか弱い女の子だ」
「＿＿＿＿あなたたちって最低！」
ハーマイオニーはどんとテーブルを叩き、端の方で小さくなって夕食を食べていたAの隣にこれ見よがしに座った。
「珍しいお客さんだな、グレンジャー」
「何も気にすることないのよ、A。私はあなたの味方だから！」
「ほらね、言ったでしょう。案外Aの味方って多いのよ」
フレッドとジョージ、ジニー、ハーマイオニーがAの周りに座り、リーやアンジェリーナは少し遠巻きにそれを見ている。
フレッド以外はみんな自分を拒むだろうと思っていたAは、案外賑やかなメンバーに目を丸くした。
「あの……無理しないでね、危険に巻き込まれそうになったら、魅惑魔法か服従の呪文か……その辺りにかかってたって言って」
「ここにいるやつは誰もそんなこと言わないさ、A。わかってて言ってるだろ？」
むっと尖らせたAの口にキスをぶちかまそうと画策するフレッドの目を見たら、操られてるだとか騙されてるだとか言う人はいないだろう とハーマイオニーはなぜか泣きそうな気持ちになった。
隣のジニーも同じような顔をしていて、ハーマイオニーは目配せをして笑いあった。
「明日になればみんな対抗試合のことで頭がいっぱいになるわ、あんな噂すぐに忘れる。」
「そうだぜ、俺たちが年齢制限を突破して代表に選ばれたら、もうその話でもちきりさ」
「どうしてそんなに自分に自信があるのかしらね」
「言うなあA」
「見てろよ、あっと驚かせてやるから」
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ちとせ(プロフ) - Rrrrさん» コメントありがとうございます。はい、もちろん……(；；)ただ(私の解釈での)ハッピーエンドにはなりますのでご安心ください(？) (3月9日 9時) (
レス) id: 12c0d6c6fa (このIDを非表示/違反報告)
Rrrr(プロフ) - 最近読み始めた者なのですが救済等は無いのであれば、フレッドもちゃんと…? (3月9日 6時) (レス) id: eeb020f16b (このIDを非表示/違反報告)
赤田 - すごい、悪役令嬢的なことになっても、吹っ飛ばしてる、すごい。 (2023年3月8日 19時) (レス) @page45 id: 3d88a3b324 (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - 村民さん» ありがとうございます♡♡読み返していただけたなんて、とっても嬉しいです(><)フレッドくんのかっこよさの10000分の1も表せていない気がするのですが、これからもお付き合いいただけると嬉しいです( ¨̮ ) (2023年2月20日 12時) (レス) @page48 id: eeb6bd2221 (このIDを非表示/違反報告)
村民(プロフ) - 初めまして！好みのお話で最近フレッドにハマった事もあり1日で何度か読み返させてもらいました！続きも楽しみにしてます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ (2023年2月20日 5時) (レス) @page47 id: 82c45efafd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2023年2月13日 13時
