期末テスト２ ページ38
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お話の都合上理科以外の四教科＋実技のみです。
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『今日も今日とて眠眠打破』
「アンタ睡眠不足でテンションおかしくなってない？」
薬の黒いパッケージを鞄から取り出し、口へ放り込む。
大欠伸を噛み殺して机に突っ伏したい衝動を堪えて教科書とノートを開いた。
最終教科:英語
(きゃんゆーすぴーくいんぐりっしゅ？
のーあいきゃんと！)
いくら眠気覚ましを飲んで目は開いているとはいえ、Aの脳は睡眠を欲しており些か頭がおかしくなっているようだ。
(会話……会話…………かん………)
単語が一つ頭から抜け落ちてしまいコツコツと顎をシャーペンの頭で叩いていると、ふと頭に電流が走ったように単語が降ってきた。
(かんばせーしょんだ)
なんとか全ての問いを埋め終わり、残りの10分を睡眠に費やす。
「全員筆記用具を置け」
「ふぁぁぁ終わったぁ！」
「ヤオモモありがとー！」
「とりあえず全部埋めた！」
相澤の鋭い声に張り詰めていた教室の空気が一斉に緩む。
「Aちゃん、テスト終わったわよ ケロ」
「Aちゃん頑張っとったもんなあ〜」
二日分の睡眠を貪っていたAは、麗日の優しい声と蛙吹の冷たい手のひらで目を覚ました。
んぇ……？と間抜けな声を上げて起き上がるAの額に芦戸が軽くでこぴんをする。
「おー良く寝たなあ、どうだった？」
『なんとかってとこかな…んん』
後ろを振り返った切島に返事をしながら大きく伸びをしたAは晴れやかな顔をしていた。
「次実技だよ、これ食べな」
Aが あー と声を出しながら口を開けると、耳郎が鞄から取り出したチョコレートをやや呆れながらそこに放り込んだ。
『んま』「よかった」
数日前にB組の拳藤から実技試験内容は対ロボット戦闘だと聞かされており、A含むA組の面々はすっかり安心しきっていた。
推薦入学の轟と八百万はともかく他の一般入試の生徒は一度仮装敵であるロボットとの戦闘を経験し、合格している。
その為それなら赤点は回避できるだろうと完全に油断をしているのだ。
『なんか先生凄いいるけど』
「ほんとだ…あんなにいる必要あるのかな」
「林間楽しみだな！」
「かっわいい水着とか買わなきゃ！」
指定された場所に行ったA達の前には雄英の教師全員が立ちはだかり、眉をひそめるAと耳郎を他所に上鳴と芦戸はまだ見ぬ林間合宿へ胸を高鳴らせていた。
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順位2桁嬉しい…！
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ちとせ(プロフ) - ひまりさん» わーいありがとうございます！精一杯頑張ります。 (2020年5月16日 13時) (
レス) id: f121ce48a2 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - 最近ヒロアカにハマって一気読みしました！とっても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 2時) (レス) id: d2e32c185c (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - こおりさん» ありがとうございます！自己満作品ですがどうかこれからもよろしくお願いします。最推しは轟くんなのですが、最近弔くんがとても好きです！ (2020年5月12日 19時) (レス) id: f121ce48a2 (このIDを非表示/違反報告)
こおり(プロフ) - とても面白いです！！ これからも頑張ってください！応援してます！！ ちなみに最推しは誰ですか？？？ (2020年5月12日 15時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2020年4月30日 15時
