体育祭１２ ページ3
「もー、何かわかんないけどAの攻撃が終わったんなら次はあた………し………ぃっ！？」
《芦戸倒れたァァァ！！何が起きてんだよこれイレイザー！》
「芦戸さん、行動不能！
黒雲さん二回戦進出！」
芦戸が攻撃を仕掛けようと右脚を前に踏み出した途端、体に力が入らなくなり崩れ落ちる。
観客はざわめき、我に返ったように歓声と拍手がぱらぱらと沸き起こる。
『ごめん三奈、直ぐにリカバリーしてもらえば後遺症も残らないから』
「びっくり………する……よ………もー………」
口を動かすのも精一杯という様子でロボットに運ばれていく芦戸を、Aは眉を下げて見送っていた。
「凄いね黒雲さん何をしたの？噛み付いた後すぐに芦戸さんが倒れていたけどあっその前に二回戦進出おめでとう参考にさせてくれないかなどんな技を使ったの？アイテムの持ち込みは禁止だからアイテムじゃないとして多分個性だよね黒雲さんの個性は蜘蛛で手から糸を出すだけだと思っていたけどもしかしてそうじゃない新しい使い方を身につ「緑谷落ち着いて、Aが困ってる。」
A組の席に戻った途端、Aはノートを広げた緑谷の質問攻めにあった。
どんどんと顔を近づけてくる緑谷を耳郎が抑えなければAは緑谷に顔面パンチをお見舞いして失神させてしまうところであった。
「お疲れA、でもウチも気になるなぁあれ。」
身を乗り出す耳郎にAは苦笑いをして応える。
『あれは噛んで相手の体に毒を注入してたの。まだ即効性の神経麻痺毒くらいしか出せないんだけど。』
「それだけでも凄いよ黒雲さんじゃあ糸で遠距離中距離を毒で近距離を戦うんだでも噛むっていう行為は対敵戦闘では難しいか今回は狭いフィールドでの闘いだったから出来たけどでもすごいな毒で動きを止められれば警察への引渡しもスムー『緑谷、怖い』
「あああごめんね！またやっちゃったよ……」
顎に手を当ててブツブツと分析をする緑谷に、今まで微かに抱いていた苦手意識が少し無くなった気がした。
《さァァて1回戦第4試合！
爆豪 バーサス！ 麗日ァァァ！》
『お茶子〜！！！ぶっ飛ばせ〜！』
「さすがにバクゴーはぶっ飛ばせねーだろ！」
椅子の上でぴょんぴょんと飛び跳ねるAは戦いの時や誰かと話しをしている時よりも幼く明るく見え 耳郎はまた笑みを零し、後ろに座っていた切島はAの椅子の背もたれに手を乗せて身を乗り出す。
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ちとせ(プロフ) - ひまりさん» わーいありがとうございます！精一杯頑張ります。 (2020年5月16日 13時) (
レス) id: f121ce48a2 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり(プロフ) - 最近ヒロアカにハマって一気読みしました！とっても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2020年5月16日 2時) (レス) id: d2e32c185c (このIDを非表示/違反報告)
ちとせ(プロフ) - こおりさん» ありがとうございます！自己満作品ですがどうかこれからもよろしくお願いします。最推しは轟くんなのですが、最近弔くんがとても好きです！ (2020年5月12日 19時) (レス) id: f121ce48a2 (このIDを非表示/違反報告)
こおり(プロフ) - とても面白いです！！ これからも頑張ってください！応援してます！！ ちなみに最推しは誰ですか？？？ (2020年5月12日 15時) (レス) id: 335947b1ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちとせ | 作成日時：2020年4月30日 15時
