お兄ちゃんと恋をして… Ⅱ (ページ43)

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元彼ページ43

ホテルに帰ってあの部屋に二人で入る
あの時はほんとに緊張してたのに…

今でもドキドキするけど
1年っていう時間は私たちの愛を深めてくれたよね

『なんか懐かしいな…』
『うん…』
ヨンミンお兄ちゃんは私を後ろから抱きしめて
『今日はほんとにごめん…大変なことになってたかもしれない…僕のせいで…』
『ううん…私が外に出ちゃったから…ごめんなさい…』
『はぁ…さっきもロビーで男といるA見つけて…
頭に血が上ってクァンミンだってすぐに気が付かなかったし…』
『クァンミンお兄ちゃん全然変わってなくて安心した会えてうれしかったな』
『そう？…』
ヨンミンお兄ちゃんは私を自分のほうに向けて切ない瞳で見つめる
『未だにやきもち妬いてしまうよ…』
『えっ…？そんなつもりないよ…』
『わかってる…』
そう言うとちょっと強引なキスをしてきた
『んんっ…』苦し…

そうだ…私の元彼なんだ…クァンミンお兄ちゃん…

ヨンミンお兄ちゃんは唇を離すと私を見つめて
『Aが先輩と僕をこんな風に思ってるんだって
今更ながら気が付いたよ…
よく我慢してくれてるね…僕ならきっと無理だ…
クァンミンと朝まで二人きりでいられたりしたら…
嫉妬でどうにかなってしまいそうだよ』
『ヨンミンお兄ちゃん…』