お兄ちゃんと恋をして… Ⅱ (ページ34)

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あなたにも話があるのページ34

あれから2週間ほどたった
お兄ちゃんは少しずつバイト時間を減らしてくれてる
すぐにはやっぱり無理だよね先輩とはどうなったんだろう
最近は遅くても10時くらいには帰ってきてくれる
大学では会ってるんだよねちゃんと話してくれたのかな…
もう行かないであの人はお兄ちゃんのこと好きだよ
お兄ちゃんは他に好きな奴がいたって言ってたけど…
私にはそう思えなかった

ピンポーン突然チャイムが鳴った
こんな時間にだれ？
お兄ちゃんはまだ帰ってこない時間だし
そう思っているとまたチャイムが鳴った
『ヨンミンいないのー』
えっ？この声…
私は玄関に行ってドアを開けた
『あらこんばんはお久しぶりね』
『ああのお兄ちゃんはまだバイトから帰ってなくて…』
『そうでもあなたにも話があるのよ』
『え？あの私に話…？』
『ここじゃなんだから入って話したいんだけど…』
私に話ってお兄ちゃんのことだよね
どうしよう…聞きたくない…
でも断れなくて私は彼女を部屋にいれた
『なんだかすっかりあなたのものが溢れてるわね
二人だけでここに住んでるの？』
『はい… あの話ってなんですか？』
『ヨンミンがもう私のところに来ないっていうから
あなたからも説得してほしいと思って
ヨンミンにとってもいい経験になることだし
私の父も気に入ってるのよね彼のこと
手伝ってもらってるのは父の仕事関係の依頼なんだけど
彼に今辞められると私すごく困るのよ
だからあなたからも辞めないように言ってほしくて
ヨンミンはあなたの言うことなら何でも聞くみたいだし』
『それは… 』
私にそれを頼みに来たんだ… 嫌だよ…どうしたらいいの？
『あの…お兄ちゃんのこと好きなんですか？』
私は思い切って聞いてみた
『そうね愛してるわよ彼のことはずっと好きだった
いつも優しくて私のことを大切に思ってくれる
付き合ってた頃は振られたばかりの私に
ほんとに優しくしてくれたわ今でも変わらず彼は優しい
でもあなたに遠慮してもう会わないっていうから…』
私の心がズキズキする
『他に…好きな人がいたんですよね？』
『そうね腐れ縁みたいな男がいたわよでももう終わったから
私にはもうヨンミンだけなの
別にあなたと恋人同士のままでかまわないわよ私
それに…あなたまだまだお子様みたいだから…
ヨンミンってば満足できてないんじゃないかと思って』
そういうと彼女はクスッと笑って私を見た