お兄ちゃんと恋をして… Ⅱ (ページ31)

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聞けよ！ページ31

『Aちゃん僕を見て…』

優しく押し倒されて私はミヌ君を見つめた
ああミヌ君… 私…ミヌ君が好きだよ
でもこういう関係にはなれない…
愛してるのはヨンミンお兄ちゃんだから
こうやって押し倒されても
お兄ちゃんの顔が浮かぶよ
私をきっと探してる
心配してるお兄ちゃんの顔が浮かぶ
今見つめてるのはミヌ君なのに
私が見ているのはやっぱりヨンミンお兄ちゃんだけ

『Aちゃんこうやって見つめあってるのに
君が遠いよ… 君の心は僕を見ていないんだね…』
そう言うと私の体を優しく起こしてくれた
『多分もうすぐここにヨンミンが来るよ
さっき携帯の電源切ったから
きっと僕たちが一緒にいるって思ってる
君を泣かしたら本気で奪うってこの前言ったんだ
でも僕には無理みたいだ…』
『ミヌ君私多分ミヌ君に恋してたよ…
でもそういう関係にはなれない… ごめんなさい…』

突然ドンドン！とドアをたたく音がした
『ミヌいるんだろ！』
ヨンミンお兄ちゃんだ…

ミヌ君は立ち上がると
『思ったより早いねよっぽど君が心配なんだ
二人で話すといいよ僕は外に出てるから…』
そう言ってドアを開けにいった
ガチャ
『早かったねヨンミン入れば』
『よかったやっぱりここにいた』
お兄ちゃんは私を見つけるとすごく安心した顔をした
『よかった？僕に襲われかかったのに？』
『ミヌはしないだろ Aが望まない限りそんなこと…』
『わわからないよ僕だって男だから』
『サンキュ…Aを見つけてくれて』
『ぼ僕は出てるからふたりで話せば』
そう言うとミヌ君は部屋を出て行った
　
お兄ちゃん…ごめんなさい
やっぱり私ヨンミンお兄ちゃんの顔が見れないよ…
お兄ちゃんは静かに私に近づくと腕の中にそっと抱いて
『心配したよ』って甘く囁く…
『僕の話聞いてくれる？』
『聞きたくな…んんっ』
首を横に振る私に強引にキスして押し倒す
お兄ちゃん！ここミヌ君ちなのに…
私が抵抗すると
『ほんとに心配したんだだから聞けよ！』
そう強く言うと身動きできないほど私を抱きしめて
話し始めた…昨夜何があったのか

『そうなんだ…わかったよ私お兄ちゃんを信じる
でも嫌だよもう行かないでもっと私といてほしい』
『そうだね僕も擦れ違いばっかりは嫌だよ
早く大人になろうと焦って大切なものを失うところだった
これからは今の僕たちの時間をもっと大切にするよ』

　