見せて… ページ8
『もしかしてA 緊張してる？』
紫耀くんに見透かされて
私の身体は一気に熱くなった…
『えっ…あ…』
どうしよう…何も言えない…
『A…かわいい…』
彼に甘く見つめられて
ますます真っ赤になってしまう…
『や やだ からかわないで』
『からかってなんかないよ
オレ ほんとにそう思ってるから
いつも余裕なのに たまに
そういう顔するAが
オレ たまんなくかわいいよ
だからさ A
オレだけに もっと見せて…』
紫耀くんは
甘く掠れた声でそう言うと
そっと顔を近づけてきた…
もう 息ができないよ…
私 全然 余裕なんてないよ
いつも紫耀くんに
ドキドキさせられて
一生懸命 先生としての
自分を保ってるだけ…
私には紫耀くんの方が
余裕にみえるよ…
私をじっと見つめてた彼は
今度は少し視線をずらして言った
『A の髪 …触ってもいい？
オレずっと触わりたかったんだ…』
『え…あ…』
どうしよう …
ドキドキしすぎて苦しい
その甘いおねだりに
胸が激しく打ち付けて…
苦しくなった私は
彼がそっと手を伸ばした瞬間
その手を押し返してしまった
『あ…』
『ご ごめん オレ…』
紫耀くんは 私に拒絶されて
傷ついた瞳でソファーから
立ち上がろうとした
だから私は
とっさに彼の服を掴んで
『ち 違うの 嫌じゃ ないよ
ただちょっと 恥ずかしくて
苦しくなっただけだから…
紫耀くんになら 私 触ってほしい…』
あれ…どうしよう なんか
すごいこと言った気がする…
私の言葉に紫耀くんは
照れたように笑って
『は…なんか それって
誘われてるみたいで
ドキドキするんだけど…』
えっ？えっ？
彼にそんな風に言われて
また熱くなってしまう
紫耀くんは
熱いため息を吐くと
手を伸ばして
優しく私の髪に触れた
『思ってた通り柔らかい…
A…ハグしてもいい？』
切ない瞳で そう言われて
私は静かに頷いた…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
