加速する想い ページ7
『好きだよ 紫耀くん』
私は自分の想いを 初めて彼に伝えた
すると突然 思い切り抱きしめられて
一瞬 息が止まってしまった…
そしてドキドキと激しく
打ち付ける鼓動に苦しくなる
でも苦しいのになんだかすごく幸せで…
『A…好きだよ』
彼の切なく掠れた声が耳を擽った
紫耀くんからの初めての告白に
私の胸がキュンと鳴って
また一段と激しく打ち付ける
鼓動にめまいを感じた…
そういえば今まで
はっきり聞いてなかった
こうやってちゃんと言葉にされると
胸にきちんと届いて
彼への想いが加速していく…
『紫耀くん…』好きだよ
私も想いを込めて彼を抱きしめた
お互いしばらくそうしていたけど
スープを火にかけていたことを
思い出した私は
思わず声を上げてしまって
彼は抱きしめてる腕を解いた
くっついていた身体が離れて
なんだかちょっと 寂しく思ってしまう
そんな自分に 私はびっくりしていた
それから 紫耀くんは私の料理を
全部 美味しそうに食べてくれたし
後片付けも最後まで手伝ってくれた
改めて彼の優しさを感じて
想いが通じ合った私たちはこれから
きっと 仲良くやっていける そう思った
彼にお風呂を勧めた後
私はソファーで明日の職員会議で使う
資料の整理をしていた
しばらくして
バスルームから出てきた彼は
まだ雫が垂れてる髪を
タオルで無造作に拭きながら
私の側にやって来た
服は着ているのに その何気ない仕草に
なんだかすごくドキドキしてしまう
『A それ仕事？』
『う うん もう終わるから…
あっ今日ケガしたとこ
消毒するから ここ座って』
私はカバンから小さな
クスリ箱を取り出した
いつもケガの多い彼の為に
用意していたものだ
彼は大人しく私の隣に座って
スッと腕を出す…
あれ？どうしてかな なんだかちょっと
っていうか かなり緊張する…
学校とは違う二人だけの空間に
今更ながら戸惑ってしまった
焦ってた私は思わず
消毒綿を落としてしまって
『あっ ご ごめんね』
いつもと違う私の様子に
紫耀くんが熱を帯びた瞳で見つめる
『もしかして A 緊張してる？』
彼に見透かされて
私の身体は一気に熱くなった…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
