好き ページ6
『Aは ほんとにオレと
結婚してもいいって思ってる？』
オレはずっと不安に
思ってたことを聞いてみた
すると先生はオレをまっすぐ見つめて
『うん 思ってるよ 思ってなかったら
同居なんてできないよ』
って言ってくれたんだ
『そっか…じゃあさ…』
オレはソファーから身体を起こして
先生を隣に座らせると
1番聞きたかったことを聞いた
『Aは オレのこと
ちょっとは好き？』
不安なオレに先生は
『紫耀くん…私ね
小さい頃からずっと好きな人がいたの
でもその人は私の親友と
結婚してしまった…
だからそれ以来 胸にぽっかり穴が
空いてしまって…
私はきっと もう誰も好きになれない
そう思ってたのに
紫耀くんはそんな私に
光をくれたから…
でも紫耀くんはいくつも年下だし
先生と生徒の関係なんて
やっぱりダメだと思って
この婚約を何度も
解消しようと思ったよ
でも どうしてもできなかった…
いつの間にか 私
毎日 保健室にやって来る
紫耀くんを待ってた
好きだよ 紫耀くん』
その言葉を聞いてオレは思わず
先生をぎゅっと抱きしめた
先生に好きな人がいたことは
ちょっとショックだったけど
それ以上にオレを好きだと
言ってくれたことが嬉しかった
『A…好きだよ』
『紫耀くん…』
先生もそっとオレを抱きしめてくれて
二人の距離が初めて
近づいた気がしたんだ
はぁ… やば…
ずっと触れたかった
先生の柔らかな髪が
甘い香りとともに頬を擽る…
胸がドキドキと
早鐘のように打ち付けて
オレは初めての
感覚にめまいを感じていた…
はぁ…
マジ ドキドキして苦しいけど
好きな人を抱きしめるって
こんなにも幸せを感じるんだ
オレたちはしばらくそうしていたけど
先生が突然声を上げた
『あっ スープ焦げちゃう』
『えっ あっごめん』
オレは慌てて
抱きしめてる腕を離した
それからふたりで夕飯を食べて
一緒に後片付けをした
先生の料理はどれも美味しくて
オレはあっという間に
完食していたんだ
これから毎日先生の料理が
食べられるなんて夢のようだった
後片付けが終わると
先生にお風呂を勧められたオレは
バスルームに入った
ゆっくり湯船に浸かりながら
先生が好きだと言ってくれた
ことがほんとに嬉しくて
オレは夢心地でいた
オレたちはやっと少しずつ
近づいていける そう思ったんだ…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
