大事にしたい ページ47
もう送ってくよと言うと
『もっと一緒にいたい』
『 帰さないで…』
と言うれんちゃんに
オレはつい言ってしまった
『じゃあさ… れんちゃん …
今週末 オレんち泊まりに来いよ』
誘うように見つめると
れんちゃんはみるみる真っ赤になって
焦ったオレは別の提案をした
『あ いや… やっぱ どっか遊び行こうか
れんちゃん 映画とかどう？』
でも彼女は…
『ううん…私 優太くんちがいい
優太くんちに泊まりたい…』
『え… この前も言ったけどさ
れんちゃん わかってる？』
『うん…』
確かめるように聞くと
彼女は恥ずかしそうに頷いた
はぁ…何それ マジやばい…
『そっか…わかった じゃ
今日はもう送ってくから 行こ』
彼女を抱きしめてる腕を解いて
離れようとするとれんちゃんは
またオレを引き止めた
『優太くん 待って…』
『え？』
『あ あのね…今日はまだ
キス…して ないよ…』
彼女は頬を染めて上目遣いに
オレを見つめる…
なんだよ れんちゃん
オレのこと好き過ぎだろ？
マジかわいいんだけど…
オレはまた彼女を優しく
抱きしめて そっと唇を重ねた…
はぁ…なんかすごい幸せだ
れんちゃんとの甘いキスの後
彼女を家まで送り届けて
帰ってきたオレは すぐさま
ベッドに倒れ込んだ…
『優太くんだけが大好き』
『いいよ 帰さないで…』
『泊まりたい…』
彼女の言葉を思い出して
身体が熱くなる
はぁーー なんだよ
泊まりたいって わかってるって
れんちゃんオレのこと
そんなに好きなのか？
でもさ まだ想いが通じ合った
ばかりなのに ほんとにいいのかな
オレれんちゃんのこと
もっと 大事にしたいのにさ…
そんなことを想いながら眠って
翌朝 登校すると
紫耀がまた問題集を広げて
勉強していた
『紫耀 おはよ 昨日はありがとな』
『おう 優太おはよ』
紫耀は一瞬オレを見ると
また問題集に視線を戻した
れんちゃんはまだ来てないのか…
『あのさ 紫耀…』
『んー何？』
『いや ちょっと
相談あるんだけどさ…』
そう言うと紫耀は
顔を上げてオレを見る
『ん？ どうした？』
『いや…あの』
『あ 優太くん 紫耀くん おはよう』
そこまで言うと 後ろから彼女の声が
聞こえてきて オレは振り返った…
『あ…れんちゃん おはよ』
『おお れんおはよ』
でもれんちゃんはオレと
目が合った瞬間 戸惑ったように
瞳を逸らして紫耀に話しかけたんだ…
そんな彼女の態度にオレは
一気に不安になってしまった…
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陽菜(プロフ) - ayaさん» すみません(＞人＜;)岸くん書いてるとついついしっかり書きたくなって…そうですよね。気をつけます(＞人＜;) (2019年6月27日 19時) (
レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
aya - 楽しく読ませていただいています。紫耀くんの恋のお話をメインで読みたいので、岸君のターンはもう少し軽めがいいなぁなんて思ったりします。 (2019年6月27日 17時) (レス) id: af589a7273 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - ナナさん» ありがとうございますm(_ _)m面白いと言っていただけて嬉しいです！頑張ります(＞人＜;) (2019年4月11日 21時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 面白いです！改行今くらいの方が私もいいと思います。更新待ってます！ (2019年4月11日 20時) (レス) id: 99d28834b3 (このIDを非表示/違反報告)
陽菜(プロフ) - Aさん» すみません>_<どのくらいが読みやすいでしょうか？これから気をつけますm(_ _)m (2019年4月10日 11時) (レス) id: 426f08eaf3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽菜 | 作成日時：2019年4月4日 23時
